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巨人・坂本勇人のフォームに村田真一さん「タイミングの取り方など間違いなくいい兆し」再昇格後初猛打賞

スポーツ報知 / 2024年8月8日 5時5分

2回1死一塁、中前安打を放つ坂本勇人(カメラ・相川 和寛)

◆JERA セ・リーグ 巨人3―3広島=延長12回引き分け=(7日・東京ドーム)

 勇人は第1打席は外に逃げるツーシームを中前に。2打席目は143キロの外角の真っすぐを三遊間を破るヒットにした。そして第3打席は、追い込まれてからのインローのストレートを左翼線へ運ぶ二塁打と、いろんな打ち方を披露してくれたね。

 これまでストレートに詰まって、変化球に泳ぐ。中途半端なバッティングが見られたけれど、これは力んで上体が早く開いてしまうため、バットの出が遅れてしまい、ポイントが一定しなくなっていたから。でも、この日は、体の前にカベを作ることができて、ヘッドが走り、前できれいにさばけていた。

 第4打席。もう少しで満塁アーチという大ファウルの後に、難しい球に手を出してしまって三直併殺。完全復調かと言われると、まだそこまでお墨付きを与えるわけにはいかんけど、タイミングの取り方など、間違いなくいい兆しはある。

 両チーム総力戦。巨人にしてみれば8回に逆転されながら、その裏によく追いついた。100試合を消化して、いよいよこれからが正念場。勇人のバットがチームの浮沈を握ることは、言うまでもないことやね。(スポーツ報知評論家・村田 真一)

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