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【巨人】今季チーム最長4時間30分の総力戦ドロー 阿部監督「負けなかったのが大きい」

スポーツ報知 / 2024年8月8日 5時10分

厳しい表情で引き揚げる阿部監督

◆JERA セ・リーグ 巨人3―3広島=延長12回引き分け=(7日・東京ドーム)

 巨人が今季チーム最長4時間30分の総力戦の末、首位・広島と引き分け、2差2位をキープした。2点リードの8回に先発のF・グリフィン投手(29)が3点を失い逆転を許したものの、その裏に丸のタイムリーで追いつき、今季6度目のドローに持ち込んだ。阿部慎之助監督(45)は左腕の交代機を悔やんだが、再昇格後、初の猛打賞をマークした坂本勇人内野手(35)ら、明るい材料を第3戦での白星につなげたい。

 最後まで手に汗握る大熱戦だった。3―3の12回2死一塁、サヨナラ勝利を期待する大声援の中、丸が黒原の前に中飛に倒れて試合終了となった。時計の針は午後10時30分を指していた。今季チーム最長となる4時間30分の激闘に「負けなかったのが大きい」と阿部監督。試合の流れが二転三転する壮絶な一戦は決着つかず引き分けに終わった。

 首位・広島との3連戦2戦目。初戦の完封負けから一夜明け、モンテスを「8番・遊撃」で4試合ぶりにスタメンに入れる攻撃的布陣で臨んだ。難敵左腕・床田に対し、その新助っ人は17打席ぶり安打を含む2安打。0―0の4回には「絶好の場面で先制できて良かったです」という本拠地初打点の中前適時打を放ち、指揮官の起用が的中した。

 序盤から両チームがリクエストを積極的に要求。数ミリの微妙な判定に場内が沸く紙一重のプレーが続出した。2―0の7回1死満塁、坂本の三直を捕球した三塁・小園が三塁ベースにダイビング。三塁走者のヘルナンデスがヘッドスライディングで帰塁したが、リプレー検証の結果アウト判定で併殺となった。直後の8回、続投したグリフィンが1点を返されて降板し、代わったケラーが1死満塁から小園の2点適時打で逆転された。阿部監督は、この局面を自らの反省点に挙げた。

 「ちょっと反省しているのはゲッツーで流れが一気に変わったっていう雰囲気を感じたのでね。あの時に(グリフィンの8回の交代機をなかなか)決断できなかったのは反省しています」

 それでも直後の8回に丸の同点打で追いつき、その後は執念の継投。同点の12回2死一、二塁、打者・堂林の場面では平内に代えて高橋礼を投入。「もう(広島のベンチに)左バッターがいないし、力勝負よりは打ちづらそうなのを選んだんですけどね」と託したサブマリンが二ゴロに打ち取り「よく抑えてくれた」と絶賛した。グリフィン先発に伴い、外国人枠の関係でバルドナードがベンチ外となる中で8人のリレー。残る投手は田中だけだった。

 野手も最終的には小林、泉口を残すだけという総力戦。試合中盤は場外の激しい雷雨、雷のごう音がドームに響き渡って場内が騒然とする異様な雰囲気の中、グラウンド上は大激戦。首位・広島とは2ゲーム差のままとなったが、負けなかったことをプラスにとらえて8日の第3戦につなげたい。(片岡 優帆)

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