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セーリング混合470級の岡田奎樹、吉岡美帆組が銀メダル 日本勢20年ぶり表彰台!…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月8日 19時11分

◆パリ五輪 第14日 ▽セーリング 混合470級(8日、マルセイユ・マリーナ)

 セーリング混合470級のメダルレースが行われ、予選を総合3位で通過した岡田奎樹(トヨタ自動車東日本)、吉岡美帆(ベネッセ)組は3位で、総合41点で銀メダルを獲得した。日本の五輪の470級では、2004年アテネ五輪男子銅メダルの関一人、轟賢二郎組以来20年ぶりのメダルとなった。1996年アトランタ五輪では女子で重由美子、木下アリーシア組が銀メダルを獲得している。

 ゴールした瞬間、岡田は艇の上に立ち上がり、何度もガッツポーズで銀メダルを祝った。どうしてもほしかった悲願のメダルだ。3度目の五輪で、集大成として挑んだ吉岡も、笑顔で応えた。マルセイユの風と波が、日本の2人にほほえんだ。

 絶好のスタートを切った。最初の第1マーク(ブイ)までトップを走り、第1マークはフランスに次いで2位で回航した。続くマークも2位通過。予選首位だったオーストリアが10位に沈んでおり、その時点で、日本は日本セーリング界初の金メダルも見えていた。

 しかし、続くマークでオーストリアが6位に浮上。日本は3番手に落ちた。そこで、日本は銀メダルに焦点を絞ったようだ。司令塔の岡田は「どうやって冷静に判断していくか。それがカギ」と常々話していた。最後はしっかりと3位をキープ。予選2位のスペインが9位に沈んだこともあり、銀メダルを獲得だ。

 岡田は外薗潤平と、吉岡は吉田愛とのペアで、男女ともに、メダルが期待された地元江の島で行われた2021年東京五輪で7位入賞に終わっていた。パリ五輪から男子、女子が1人ずつ乗る混合1種目になったため、東京五輪の後、岡田が吉岡を説得し、新ペアの誕生となった。2023年世界選手権で優勝し、一気に金メダル候補に浮上していた。

 レースは、最初、予選として10レースを行う(今五輪では無風でレースができない状況が生まれ合計8レース)。そこまでの上位10艇がメダルレースに進み、すべてのレースの合計得点で総合順位を争う。得点は低得点方式。予選レースは1位は1点、2位は2点。メダルレースだけ1位は2点など倍になる。予選では最も悪い成績を除外できる。

 ◆岡田 奎樹(おかだ・けいじゅ)1995年12月2日、大分生まれ。28歳。5歳でセーリングを始める。17、18、20、21、23年470級全日本優勝。21年東京五輪は470級男子で7位入賞。23年世界選手権470級混合で優勝。佐賀・唐津西高、早大卒。高校時代3年間、96年アトランタ五輪470級女子銀メダルの重由美子さんに師事。ポジションはスキッパー。170センチ。

 ◆吉岡 美帆(よしおか・みほ)1990年8月27日、広島生まれ。33歳。兵庫県立芦屋高でセーリングを始める。13、19、23年470級全日本優勝。16年リオ五輪470級女子で5位入賞、21年東京五輪は同級7位入賞。18年世界選手権470級女子、23年世界選手権470級混合で優勝。立命館大卒。全く無名の時、女子の試乗会で代表入りを打診された。ポジションはクルー。177センチ。

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