【阪神】岡田彰布監督、１４度目完封負けの舞台裏明かす「２回中断して今日は（午後）１１時（試合終了）や』って…」

５回途中、降雨コールドで敗戦となり厳しい表情の岡田彰布監督（カメラ・清水　武）

◆ＪＥＲＡセ・リーグ　ヤクルト４―０阪神（７日・神宮）＝５回降雨コールド＝

　激しい雷鳴がとどろく中、５回降雨コールドで今季１４度目の完封負けが決まった。神宮球場では１３年ぶりの５連敗。阪神・岡田監督は「ゲリラ（豪雨）なんか予報で分かってるんやから。『２回中断して今日は（午後）１１時（試合終了）や』ってメンバー交換の時に審判に言うとったんやけどな」と舞台裏を明かした。試合序盤の攻防が重要だった一戦で、早々と勝機を手放した。

　先発の及川が初回２死からサンタナに四球を与え、次打者の村上に先制２ランを献上。２回には佐藤輝が三塁守備で２失策を犯した上、打っては８試合連続のマルチ安打に連続試合安打も１４で止まった。指揮官は「何で逃げるんやろな」と左腕に苦言。守乱の背番号８にも「痛いの分かるやんか。言うまでもないやんか」と怒気を強めた。

　最下位のヤクルト相手に６日は痛恨のサヨナラ負け。後半戦に入り初の連敗＆カード負け越しで、快進撃を続けていた森下と佐藤輝のバットも止まった。首位・広島とは３ゲーム差に後退。３連敗だけは避けなければいけない。（中野　雄太）