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村竹ラシッドが快挙!五輪の男子110M障害で日本勢初の決勝進出 初出場22歳の勢いが止まらない…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月8日 2時27分

◆パリ五輪 第13日 ▽陸上(7日、フランス競技場)

 【パリ(7日)=手島莉子】男子110メートル障害準決勝で、22年世界選手権(オレゴン)代表の村竹ラシッド(JAL)が五輪の同種目で、日本勢初となる決勝進出を果たした。五輪陸上短距離で日本勢の決勝進出は1992年バルセロナの高野進(男子400メートル)以来。

 21年東京五輪の選考を兼ねた日本選手権。予選で参加標準記録を突破しながら、決勝でフライング失格し代表入りを逃した。23年は春に左太もも裏を痛めて世界選手権代表を逃したが、上半身を強化するなどし、同9月は泉谷駿介(住友電工)の持つ日本記録(13秒04)と同タイムをマーク。日本記録保持者になった。

 パリ五輪内定を決めた6月末の日本選手権(新潟)決勝では雨の降る悪条件の中、13秒07の自身セカンドベストをマークして初優勝。「アベレージが上がってきた」と手応えを明かしていた。初出場の五輪へ「全員かかってこいという気持ち。戦う覚悟はできています」と熱い思いを語っていた。

 ◆村竹 ラシッド(むらたけ・らしっど)2002年2月6日、千葉・松戸市生まれ。22歳。トーゴ人の父と日本人の母の元に生まれた。小学5年時から陸上を始め、松戸第一中から本格的に110メートル障害を始める。松戸国際高3年時は全国高校総体制覇。順大に進み、22年世界選手権(オレゴン)は予選敗退。23年9月に日本記録タイ(13秒04)をマーク。24年6月に日本選手権初制覇。今春JALに入社。179センチ。

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