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レスリング日下尚が金メダル「最高に楽しい6分間でした」名前の由来の高橋尚子さんに追いついた グレコ77キロ級…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月8日 3時18分

優勝した日下尚(カメラ・小林 泰斗)

◆パリ五輪 第13日 ▽レスリング(7日、シャンドマルス・アリーナ)

 レスリング男子グレコローマンスタイル77キロ級で初出場の23歳・日下尚(三恵海運)が金メダルに輝いた。決勝でデメウ・ジャドラエフ(カザフスタン)を下した。6日にグレコ日本勢で40年ぶりに頂点に立った文田健一郎(ミキハウス)に続き、2日連続で歴史が進んだ。

 日下は6日の初戦から2戦連続のテクニカルスペリオリティー勝ちを収め、準決勝はマルハス・アモヤン(アルメニア)に3―1で勝利。初の大舞台だったが「直前になると腹をくくれた。五輪ならではの応援団が力になって、めちゃくちゃ浮かれちゃいました」と笑顔で話す強心臓ぶりで決勝進出を決めていた。

 3歳でレスリングを始めたが、小中と全国大会の表彰台には届かなかった。だが9年間、レスリングと並行して取り組んだ相撲が、その後の開花につながった。足腰の粘りや前に出る力などは相撲で磨きがかかった。昨年9月の世界選手権で銅メダルを獲得して代表に内定。6月の国際大会で優勝し、世界ランキング1位に浮上した。

 東京五輪は銅メダルを獲得した屋比久翔平(ALSOK)の練習パートナーで同行した。決勝進出の時点で先輩の成績を上回ったが「決勝の相手は翔平先輩が東京五輪の1回戦で倒した相手。勝たないと超えたことにならない」との思いで決勝に臨んでいた。

 シドニー五輪が行われた2000年11月20日に生まれ、金メダルに輝いたマラソンの高橋尚子さんにちなんで「尚」と名付けられた。「しっかり優勝して、自分の名前の由来を追いたい」と同じ景色を求め、かなえてみせた。

 勝利のインタビューで「夢を見ているようです。最高に楽しい6分間でした」と高橋尚子さんの名言をまねてみせた。

 ◆日下 尚(くさか・なお)2000年11月28日、香川・高松市生まれ。23歳。3歳でレスリングを始め、高松北高、日体大を経て、23年4月に三恵海運入社。19年明治杯全日本選抜選手権の72キロ級でグレコ史上最年少の18歳6か月19日で優勝。20年末から77キロ級に上げ、22年にU23世界選手権3位。23年世界選手権3位。24年アジア選手権優勝。172センチ。家族は両親と弟2人、妹。

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