三浦龍司が８位入賞！３０００Ｍ障害で東京五輪７位に続く２大会連続入賞…パリ五輪

水濠障害を飛ぶ三浦龍司（カメラ・岩田　大補）

◆パリ五輪　第１３日　▽陸上（７日、フランス競技場）

　【パリ（７日）＝手島　莉子】男子３０００メートル障害決勝で、２１年東京五輪７位入賞の三浦龍司（スバル）が８分１１秒７２で８位となり、２大会連続の入賞を果たした。

　順大２年時だった東京五輪で７位入賞を果たし、注目を浴びた。当時は“チャレンジャー”の立場だったが２２、２３年と２度世界選手権に出場し、２３年のブダペスト大会では６位入賞。世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグも転戦し、この３年で確実に世界トップの“仲間入り”した三浦。２回目の五輪へは「メダル（を目指す）っていうのが違う。あの時は勢い任せでしたが今は着実に力がついて、勝負、駆け引きができる中でのレースです」と話していた。

　１周４個の障害と、水濠（ごう）を越える特殊種目“サンショー”を極め続ける２２歳。「日本記録は狙いたいですが、レース展開によってはそれよりも優先すべきことがある」と決意を持って臨み、見事に遂行した。

　◆三浦　龍司（みうら・りゅうじ）２００２年２月１１日、島根・浜田市生まれ。２２歳。陸上は小１から。京都・洛南高から順大に進み、２１年日本選手権は、３０００メートル障害で８分１５秒９９の日本新（当時）で初優勝。同年東京五輪予選でも８分９秒９２の日本新（当時）。五輪決勝では７位入賞。２３年６月のダイヤモンドリーグで８分９秒９１の日本新をマーク。同年世界選手権（ブダペスト）６位入賞。今春スバルに進んだ。１６８センチ、５６キロ。