【甲子園】札幌日大の窪田洋祐外野手が打ちまくる…地方大会打率6割超、49校全選手中トップの14打点
スポーツ報知 / 2024年8月8日 7時22分
◆第106回全国高校野球選手権 第2日(8日)第3試合 ▽1回戦 京都国際vs札幌日大
第106回全国高校野球選手権大会(甲子園)が7日開幕し、道勢2校も開会式に参加した。8日の第3試合(午後5時開始予定)で京都国際と対戦する札幌日大は7日、兵庫県内で全体練習を実施。南北海道大会で打率6割超の窪田洋祐外野手(2年)が甲子園でも持ち味の打撃力で勝利に導く。第5日第4試合で創成館(長崎)との初戦を迎える白樺学園は、ナイター開催に備えて午後4時開始の第3試合を現地で観戦した。
札幌日大の逸材が全国デビューの時を迎える。開会式で行進し、観客が入った甲子園球場に初めて足を踏み入れた窪田は「人が入った甲子園でプレーするのを目標にしていたので素直にうれしかった。早く試合がしたい」と初戦を心待ちにした。
南北海道大会では札幌地区2回戦から4番に座り、打率6割3分2厘、打点14をマーク。打点は代表49校全選手の中でトップ、打率も6位(10打数以上)の数字をたたき出した。6日の監督対談では京都国際の小牧監督から「すごく野生的。ランナーをかえすこともできるし、チャンスメイクもできる。あの子をいかに封じ込めれるか」と警戒されていたが、「マークされることはあるけど、自分のできることを探して役割を果たすだけ」と背番号8に気負いはない。
関西入り後も暑さに負けることなく、順調に調整を続けてきた。夏に体重を減らす選手もいる中、北海道を離れてから1キロ以上も増えた。6日夜には宿舎関係者の厚意で黒毛和牛に舌鼓を打った。「ごはんもおいしいので体重が増えた。本番に向かってうまく調子が上がっている」と好調をアピールする。相手投手陣は全国レベルの好左腕がそろうが「素晴らしいピッチャーだけど、自分たちにできることはある。右も左も得意、不得意というのはない」と腕をまくった。
185センチ、85キロの体格で走攻守三拍子そろい、投げても最速144キロ。NPBスカウトも注目する潜在能力の持ち主は「スタイルは変えず、自分たちのやるべきことを全うする」。競馬観戦が趣味で、ディープインパクトが好きだという17歳は、初めての聖地で“飛ぶ”ように躍動する。(島山 知房)
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