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【甲子園】東北勢6校が入場行進…初出場の聖和学園 開幕戦観戦後の練習で予習OK

スポーツ報知 / 2024年8月8日 8時45分

初の甲子園で堂々と行進する聖和学園ナイン(カメラ・渡辺 了文)

 全国高校野球選手権(甲子園)が7日に開幕し、開会式では東北勢6校が元気よく入場行進した。春夏通じて初出場の聖和学園(宮城)は、開幕試合を現地で観戦。リハーサルでは分からなかった“本番の雰囲気”を肌で感じ、練習に還元しながら初戦に臨む。

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 思っていたよりも何倍も温かかった。開会式での入場行進で、校名を呼ばれた後に観客から多くの拍手や歓声をもらい、聖和学園・三浦広大主将(3年)は「想像以上でした。小さい頃から憧れていた場所。テレビで見ていたところで、プレーする側になるのはうれしいです」。リハーサルでは味わうことのなかった応援を全身で感じ、笑顔で振り返った。

 チームはその後、開幕試合の滋賀学園―有田工を内野席で約1時間観戦。試合を想定しながら見ることで、多くの気づきがあったという。「バックネット裏(の客席)が今までより低かったり、うちわ(をあおぐ動き)や観客(の服)などで(ボールや選手の動きが)見づらいところもあると思った」と遊撃の三浦主将。八島知晴監督(46)も「甲子園では普段のプレーができなくなる、と言われるけど、緊張だけではなくそういう面(見づらさ)もあるんじゃないかと思うんです」と話した。甲子園練習や開会式リハーサルでグラウンドには立ったが、観客の入った状態はこの日が初めて。“本番”だからこそ感じたことを生かしていく。

 兵庫・三田市内で行われた練習では、守備時に送球を受ける側が大きくジェスチャーをすることを徹底。これも「応援やブラスバンド(の音)が予想より大きかった。ジェスチャーをより大きく、分かりやすくすることが大事」(三浦主将)と取り入れたことだ。この日感じた雰囲気をプラスに、初出場初勝利を目指していく。(有吉 広紀)

  〇…6年ぶりの聖地での金足農の行進に、観客席から大きな拍手が起きた。「感動して、歩いていて楽しかったです」と高橋佳佑主将(3年)。拍手についても「多くの人が知ってくれているんだなと思った。期待に応えられたら」と力強く語った。

 〇…開会式を終え、花巻東の村上太一主将(3年)は「拍手がうれしかったし、試合でも拍手をもらえるようなプレーができればいい」。全力プレーで球場を沸かせると意気込みを語った。第7日目の登場で2回戦の相手は、開幕試合に勝利した滋賀学園に決まった。

 〇…聖光学院は初戦の対戦相手が隣にいる珍しい状況にも、佐藤羅天(らま)主将(3年)は「抽選会の後は少し話しましたけど、きょうは目も合わせませんでした」と“本番モード”。頻繁に練習試合をする間柄だが、気を緩めることなく全力で倒しにいく。

 〇…青森山田は今春センバツ以来の聖地での行進に、橋場公祐主将(3年)は「すごい、のひと言です」と振り返った。センバツでは選手宣誓を行っているが、今回の選手宣誓役の智弁和歌山・辻旭陽主将(3年)に「ゆっくり言ったほうがいいよ、と伝えたんです」。経験者らしい助言で感動的な宣誓を“アシスト”していた。

 〇…開会式で感じた球場の雰囲気に、鶴岡東の小林優星主将(3年)は「イメージと違いました。すごかったです。どういう感じか分かったので、この中でいいプレーをしたい」。想像以上の雰囲気に驚きながらも、好プレーを見せて勝利するつもりだ。

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