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2大会連続五輪入賞 三浦龍司の素顔「強いだけじゃなく走りや人に魅力がある」専属マネジャーが語る…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月8日 9時5分

三浦龍司(右)と曽波祐我マネジャー

 陸上男子3000メートル障害の三浦龍司(22)=スバル=の専属マネージャー・曽波祐我さん(24)は、洛南高、順大と三浦の競技人生を長く見て来た一つ上の先輩だ。今季もスバルで、世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ(DL)の海外転戦や練習に明け暮れる三浦と週6回以上連れ添い、一番近くで支えている。3000メートル障害第一人者の魅力や、曽波さんにだけ見せる意外な素顔を語った。(取材、構成=手島 莉子)

 曽波さんが洛南高2年時の春、初々しく入学してきたのが三浦だった。順大2年時からマネージャーに転向したため、初めは競技者同士。「ひと味違うなって。日本人離れしたバネの感じとしなやかさは高校の最初からありました」と衝撃を受けた。

 大学も同じ順大に進み、曽波さんが4年時の10月。三浦も気心の知れている敏腕主務は「専属マネージャーになってほしい」と本人と長門俊介監督(40)から打診を受けた。一般企業に就職が決まっていたが「自分を必要としてくれている人たちの力になりたい」。元就職先も三浦の活躍を知っており、快く送り出してくれた。そこからは週6回、朝練習から取材などがあれば夕方まで。三浦をサポートし続けている。

 メディアの前の三浦は常に冷静で、隙のない印象だ。ただ、曽波さんの前では違う。「抜けています」。昨年9月のDLアモイ大会は、日本から持参したポカリスエットをホテルに忘れてきた。「気温30度くらいなのに…。ちょうど(男子110メートル障害の村竹)ラシッドがいたので分けてもらって…」。なんとかレースを終え、リュックををみると「『あっ、やっぱりありました』って。こういう小さいことなら、いっぱいありますよ。でも、それを補うのが僕の仕事だから」と曽波さんは笑った。

 二人三脚で歩いてきた。「人がいるところで走ると、みんなが三浦を見るんです。強い選手だからってだけじゃなくて、走りや人に魅力があるからだと思います」。一番近くで支えてきたからこそ、2大会連続の入賞の喜びは大きかった。

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