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卓球男子団体 3位決定戦に向けて、ミス待ちではなく攻める気持ちを 平野早矢香さんが解説…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月8日 10時9分

 卓球男子団体準決勝で世界ランク4位の日本はフルゲームの末に世界ランク7位のスウェーデンに逆転負けした。16年リオ五輪以来の決勝進出を逃した日本だが、12年ロンドン五輪女子団体銀メダリストの平野早矢香さんは、3位決定戦に臨む日本に最後まで攻めの姿勢を貫くことがメダル獲得のカギと解説した。

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 メダル獲得まであと一歩でした。勝負の鍵になると考えていたダブルス、第1ゲームは相手のサーブからの展開に手こずりましたが、レシーブ部分を修正しながら戸上、篠塚両選手の攻めの形に繋げることができていました。

 第2試合の張本選手は、シングルスで銀メダルを獲得しているモーレゴード選手に対して素晴らしい戦いを見せました。特に印象に残ったことは第1ゲームからタイムアウトをとって勝負にいったこと。そして第4ゲームの最後は思い切ってチキータで攻めたことです。トリッキーな技を次々と使うモーレゴード選手に対して、我慢と強気のプレーで勝ち切りました。

 良い形で2―0と流れは日本にある中で、あと1勝すればメダルが決まる日本と、あとがないスウェーデン。スウェーデンはありとあらゆる工夫をし、動き回ってリスクを追ってでもハードに攻めてきました。その戦い方を最後まで貫き、日本は少し気持ちの面で引いてしまったような気がします。

 ここまで来ると、最後は気持ちと気持ちのぶつかり合いです。決勝進出を逃した悔しさは計り知れないですが、メダルのチャンスはもう一度あります! とにかく今は1秒でも早く前を向いて、3位決定戦に気持ちを切り替えてほしいと思います。

 消極的な相手のミス待ちではこの舞台で勝つのは難しいので、とにかく最後までひるまず、攻めの気持ちを持ち続けて悔いが残らないように戦い切ってほしいと思います。(12年ロンドン五輪女子団体銀メダリスト、ミキハウス所属)

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