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【甲子園】小松大谷が甲子園初勝利 北陸勢初の夏制覇に向け、石川県に勇気届ける1勝

スポーツ報知 / 2024年8月8日 13時6分

1回1死一、三塁、先制の左前適時打を放つ小松大谷・東野達 (カメラ・岡野 将大)

◆第106回全国高校野球選手権大会第2日目 ▽1回戦 小松大谷8―4明豊(8日・甲子園)

 小松大谷は明豊相手に16安打8得点と打線が爆発。1985年、2021年と夏に出場も初戦敗退していたチームが甲子園初勝利をつかみとった。

 初回、1死一、三塁から4番の主将・東野達捕手(いたる、3年)の左前適時打で先制。その後2死二、三塁となってから6番・嶋田空駕外野手(くうが、2年)が右前2点適時打で、3―0とリードを広げた。

 3―4と逆転されて迎えた7回。2者連続安打で無死一、二塁のチャンスを作ると、3番・田西称内野手(とな、2年)がカウント2―2からフルスイングで右翼への適時2点三塁打を放って逆転に成功。無死三塁から続く4番・東野の右前適時打で加点した。8回にも田西と東野の3、4番が連続タイムリーを放ち、明豊を突き放した。

 東野主将は5打数3安打3打点の大活躍。能登半島地震から復興のまっただ中にある石川県出身で「被害を受けた方々に、勇気を届けるプレーをしたい」と語った主砲が、小松大谷を北陸勢初の夏制覇に導く。

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