【小倉記念】格上挑戦のヴェローナシチーが坂路で鋭い伸び 重賞初制覇へ佐々木調教師「重賞の方が絶対楽しい」

栗東・坂路で追い切ったヴェローナシチー

◆第６０回小倉記念・Ｇ３（８月１１日、中京競馬場・芝２０００メートル）追い切り＝８月８日、栗東トレセン

　長欠明け２戦目のヴェローナシチー（牡５歳、栗東・佐々木晶三厩舎、父エピファネイア）が、格上挑戦での重賞初制覇へ態勢を整えた。

　最終追い切りは坂路を単走。強めに追われて５３秒０―１２秒１をマークした。鞍上のアクションにしっかりと反応し、しまいは力強く伸びた。佐々木調教師は「動きは良かった。まだ完調一歩手前という感じはするけど、１回叩いてパワーアップしているし、このひと追いで変わると思う」と上積みに期待した。

　舞台こそ違うが、このレースは過去１０年で４頭の格上挑戦馬が制している。「３勝クラスにも登録していたけど、重賞の方が絶対楽しい。わくわくする」と不敵に笑ったトレーナー。芦毛の５歳馬が、重賞初Ｖへ真価を発揮する。