乃木坂４６・岩本蓮加が初主演の異色ドラマ「そんな家族なら…」撮了「次の演技のお仕事に学んだことを生かせる」

カンテレドラマ「そんな家族なら捨てちゃえば？」の撮影を、それぞれクランクアップした乃木坂４６・岩本蓮加、竹財輝之助（カンテレ提供）

　アイドルグループ「乃木坂４６」の岩本蓮加と竹財輝之助がＷ主演している大阪・カンテレのドラマ「そんな家族なら捨てちゃえば？」（木曜・深夜０時２５分、関西ローカル）が、このほど撮影を終了した。

　芳文社のＷＥＢサイト「コミックトレイル」で連載中の村山渉氏の同名漫画が原作。父・令太郎（竹財）だけが自宅に張り巡らされたテープで分断され、会話も許されていない不可思議な家庭で暮らしている高校生・一花（岩本）が、意を決して問題の核心に迫る物語。

　先月２５日の第２話では、家族の再生を願う一花が両親をファミレスに呼び出し、なぜ母・和美（片山萌美）が家中にテープを張り巡らせているのか問いかけた。１５日放送の第３話では、両親が隠してきた“闇”が潜む家族写真の存在が明らかになる。

　第３話放送を前に、約１か月間の撮影を終えた各出演者がそれぞれクランクアップした。岩本は「約１か月間、一花として生きられて幸せでした。最初、台本をいただいたときは、どうなることかと」と、異色の内容だっただけに苦笑い。

　今回がドラマ初主演だった。「演技の経験も浅いですし、一花を演じきれるかなという不安がありましたが、日を追うごとにこの現場の皆さんとチームになっていく感じがすごく楽しかったです。もし次に演技のお仕事をいただく機会があれば、ここで学んだことを生かせるのではと思っております。ありがとうございました！」とコメントした。

　父・令太郎役の竹財は撮影中、役どころ的に娘役の岩本と目を合わせることもできなかったとか。「まさか岩本さんより後にアップとは」と撮影のラストを任された流れに驚きつつも「役的には大変でしたけど、お芝居は本当に楽しかったです」と感慨深い様子。

　夫役の竹財に「線、越えるな！」「このクズがぁ！」など数々の罵倒（ばとう）する言葉を浴びせ続けてきた、妻・和美役の片山萌美は「いろんな種類の叫び方を学べて、とてもおもしろい撮影でした。何とか喉もつぶさずにやってこられましたし、『みんなと一緒にいろいろなものを作ってきたな』と実感した撮影となりました」と笑いながら、ドラマの完成を楽しみにしていた。

　ドラマは全１０話。第１、２話とも、カンテレドーガ、ＴＶｅｒで見逃し配信中。「ＤＭＭ　ＴＶ」では独占見放題配信が行われている。