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WBC王者・中谷潤人がスパー再開 日本Sバンタム級1位・石井渡士也との実戦に「いい刺激が入りました」

スポーツ報知 / 2024年8月8日 16時5分

スパーリングを再開したWBC世界バンタム級王者・中谷潤人

 プロボクシングWBC世界バンタム級(53・5キロ以下)王者・中谷潤人(M・T)が8日、神奈川・相模原市のM・Tジムでスパーリングを再開した。

 7月20日、両国国技館で同級1位ビンセント・アストロラビオ(フィリピン)に初回KO勝ち。初防衛に成功した26歳の世界3階級制覇王者は、戦績を28戦全勝(21KO)と無敗記録を伸ばした。試合から1週間後には練習を再開。WBO世界フライ級(50・8キロ以下)新王者で親友のアンソニー・オラスクアガ(帝拳/米国)と一緒に関西旅行などで気分転換を行ったが、すでに気持ちは次戦に向かっていた。

 次戦については相手も時期、場所も未定だが、アストロラビオ戦ではダメージをほとんど受けていなかったことから、この日からの本格始動。1階級上の日本スーパーバンタム級(55・3キロ以下)1位の石井渡士也(RE:BOOT)相手に4ラウンド、精力的な打ち合いを見せた。ジャブをついて前に誘い出そうとする石井の“挑発”にも乗らず、序盤は距離を取りながら、上下に打ち込んだ中谷。2ラウンド目にはアストロラビオ戦をほうふつとさせる、強烈な左ボディーストレートがヒット。プレッシャーをかけ続けたり、距離を詰めての接近戦など、あらゆる展開を自身で“演出”した。

 「なかなかハードでした。石井選手はスピードもありますし、タイミングもいい。駆け引きもできる選手で、打ってもしっかり打ち返してくれる緊張感もあった。久々のスパーでしたが、いい刺激が入りました」と中谷。自身の動きに関しては「まだスタミナも作っていないので、疲れましたが、いい練習になりました。自分の動きとしては、これからもっと感覚をつかんでいけば、いい形になっていくと思う」と振り返った。

 石井も10月の次戦に向けてこの日がスパー再開だったが、威力のあるボディーストレートを受けて「身長が高い(172センチ)のに、あんなに低くから来られると…。ギャップがあります」と目線を落として打ち込んでくる中谷のボディーに驚いた。中谷はボディーについて「いいイメージを持てているので、そこはより突き詰めて、自分の体に染み込ませられるようにしたい。いい感覚を実戦に落とし込めるようにと意識しています」と話した。

 アストロラビオ戦後、名プロモーターのボブ・アラムCEO率いる米興行大手トップランク社との契約が発表された。「歴史のあるプロモート会社に、しっかり評価してもらっているのはありがたいですし、光栄です」と中谷。これまでムハマド・アリ、シュガー・レイ・レナード、オスカー・デラホーヤ、フロイド・メイウェザー(以上米国)、マニー・パッキャオ(フィリピン)、ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)、井上尚弥(大橋)ら歴史に名を刻んできた名ボクサーを送り出してきた興行会社だけに「僕も歴史に名を刻めるように頑張っていきたいです」と改めて意欲を口にした。

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