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中村歌六、中村吉右衛門さんの思い継承「ずっと続けていかなければ」9月「秀山祭」について語る

スポーツ報知 / 2024年8月8日 18時41分

9月の「秀山祭」について語った中村歌六

 歌舞伎の人間国宝、中村歌六が8日、都内で東京・歌舞伎座公演「秀山祭九月大歌舞伎」(1~25日)の取材会を行った。

 昼の部「摂州合邦辻(せっしゅうがっぽうがつじ)」、夢枕獏原作「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」に出演。「秀山祭」は、名優・初代中村吉右衛門の功績を顕彰し、その芸や精神を継承していくことを目的に、2代目中村吉右衛門さん(2021年没、享年77)が中心となって2006年に始まった。

 「秀山祭には(2代目が)ひとかたならぬ思い入れを持って身を粉にしてなさっていた。その大きな思いを大切にずっと続けていきたい」。播磨屋をけん引する立場だけに責任感を口にする。また人間国宝に認定されて約1年。手堅い演技で存在感を発揮し続けているが「変わらず、特別なことは何もない。オレは間違ってもらったようなものだから」と謙遜していた。

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