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左打者の内角を強気に突いた巨人・戸郷の気合いの投球を、辛口のOB・堀内恒夫さんが絶賛

スポーツ報知 / 2024年8月9日 5時10分

完封勝利し笑顔で大城卓三を指さす戸郷翔征(カメラ・宮崎 亮太) 

◆JERA セ・リーグ 巨人5―0広島(8日・東京ドーム)

 気合を入れた戸郷の投球を見て、安心したよ。1週間前とはえらい変わりようだ。

 前回の登板(1日の阪神戦)。俺は始球式で甲子園に行ってたから、生で観戦してた。戸郷は立ち上がりからオドオドしたような投球で四球を連発。KOされた。あまりの調子の悪さを心配したよ。

 しかし、この日は気合の入り方が違った。初回から左打者の内角にズバズバとストレートを投げた。このコースを多投するのは制球に自信が戻った証拠だ。

 「勝負どころ」も知っていた。5回の守りだ。直前、巨人は坂本の大飛球が末包の美技にあって先制点を取れなかった。こんな時は相手に流れがいきかねない。直後、1死から会沢に安打を打たれ打席に大瀬良を迎えた。

 俺は現役時代、相手にわざとバントをさせることがあった。フィールディングがよかったから、一塁走者を二塁で殺す自信があったし、バントが成功しても1死をただでくれたと思えばいいのだから。

 戸郷もそれを実践した。大瀬良のバントを自ら捕って二塁へ送球。併殺に取った。勝負の分岐点を察知する能力。これもエースに必要な条件だ。

 だが、巨人は喜ぶなよ。この直接対決3連戦、終わってみれば、1勝1敗1分け。戦う前と何も変わっていない。初戦を落とした巨人にとっては、連勝しなければいけなかったということをよくかみしめるべきだな。(スポーツ報知評論家・堀内 恒夫)

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