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「本当に最高の気分」巨人・モンテスを復調させたレジェンド動画 矢野コーチ直伝「サムライスイング」

スポーツ報知 / 2024年8月9日 5時15分

7回、先制二塁打を放ち、塁上で喜ぶモンテス(カメラ・相川 和寛)

◆JERA セ・リーグ 巨人5―0広島(8日・東京ドーム)

 難攻不落の右腕から突破口を開いた。ココ・モンテス内野手(27)は二塁に到達すると、3度手を叩き、一塁ベンチに向かって両拳を突き上げた。「戸郷が頑張って投げていたので、何とか点をと思って打席に立ちました。先制できてよかった」。力投のエースを援護する左中間への先制適時二塁打。今季巨人戦で防御率0・00だった大瀬良に対する無得点を23回1/3でストップさせる、来日初の決勝打となった。

 0―0の7回無死一、二塁。初球の内角低めに食い込むシュートをコンパクトなスイングで振り抜いた。4試合ぶりのスタメンに抜てきされた7日の同戦では、17打席ぶりの安打を含む2安打1打点。「調子の浮き沈みはあるんですけど、そういう時でも前向きに取り組んでいた」と復活の兆しを見せ、一夜明けたこの日も2試合連続のスタメン起用に応えた。

 右肩に乗せた“刀”を抜いた。快音から遠ざかっていた4日・ヤクルト戦(東京D)の試合前練習のフリー打撃。矢野打撃コーチから「これが『サムライスイング』だよ」と、バットを最短距離で上から下へ出すように身ぶりを交えながら指導を受けた。

 「試合でバットを上から出すことはないんだけど、意識付けでね」と意図を説明した矢野コーチ。視覚的にイメージがつきやすくなるように、王貞治氏がかつて畳で素振りをする動画を通訳を通じて紹介した。モンテスは「米国時代も不調の時はダウンスイングを練習したことがあった。すごくいいきっかけになりました」とうなずいた。

 東京Dで上がった人生初のお立ち台。穏やかな笑みを浮かべながら「本当に最高の気分。チームにとっていい先制点になって良かった」と声を上げた。7月の途中加入から約1か月でVを争うチームの戦力となり「選手冥利(みょうり)につきると思いますし、野球をやる人間としては優勝を第一に考えてやってますので、そういうチームの一員になれてうれしい」。状態が上がりつつある打線に、頼もしいピースが加わった。(内田 拓希)

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