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【甲子園】聖地で元チームメート対決実現 京都国際・高岸は札幌日大・小熊と小学校時代の戦友

スポーツ報知 / 2024年8月8日 22時6分

北海道日本ハムファイターズJr.時代の高岸(左)と小熊(提供写真)

◆第106回全国高校野球選手権大会第2日目 ▽1回戦 京都国際7―3札幌日大(8日・甲子園)

 京都国際が札幌日大との1回戦に勝利した。6番・一塁で出場した高岸栄太郎(3年)は北海道出身。この日の相手先発・小熊梓龍(しりゅう、3年)は北海道日本ハムファイターズJr.時代のチームメートだった。対戦したのは2打席。結果は二塁への適時打と投飛だった。

 4日の組み合わせ抽選会で地元の札幌日大との対戦が決まった。高岸は「対戦したい気持ちが強かった。絶対自分が活躍して日大に勝ったろうと思っていました」と実現を喜びながら札幌日大のエース・小熊に連絡を取った。「『よろしく』ってLINEしたら、『楽しみだよ、よろしく』って返ってきました」。小学校時代からの友人との対戦が楽しみで仕方なかった。

 高岸の小さい頃からの夢は、関西で強豪校を倒して甲子園で日本一になること。北海道は冬にグラウンドが使えないことから、1年を通して土の上で練習をしたいと思い、本州の高校を希望した。父・智浩さん(49)には「勝負するからには関西のやつに負けるな。北海道魂を見せてこい」と伝えられ、練習に励んだ。試合前の円陣で「日大に負けたら帰る顔がない。絶対全員で束になって攻めていこう」とナインに伝えた。

 迎えた第1打席。打席から見たマウンド上の小熊は見違えるほど変わっていた。「体つきとか身長とか、でかくなっていた」と驚いた。しかし、「同じチームだった以上は真っ向勝負を。ピッチャー返しをしようという気持ちで打席に入りました」。外角の真っすぐをたたきつけ、一塁に頭から滑り込んだ。判定はセーフで適時打となったが「梓龍の真っすぐに押された。勝負としては負けたのかな」と笑った。

 試合後に握手を交わした。高岸が「ありがとう」と伝えると「ありがとう。頑張れよ」と声を掛けられた。「チームが日本一になってから京都国際にきた甲斐があると思う。次の試合も1戦必勝でやっていきたいです」。戦友の思いも背負い、頂点を目指す。(臼井 恭香)

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