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巨人3年目左腕が覚醒の気配 完璧な火消しで勝利呼んだ「1軍に行って、自分もいるんだぞと示したい」

スポーツ報知 / 2024年8月9日 6時10分

イースタン・ヤクルト戦に2番手で登板した山田(カメラ・小島 和之)

◆イースタン・リーグ ヤクルト3―5巨人(8日・戸田)

 巨人の3年目左腕・山田龍聖投手(23)が8日、イースタン・ヤクルト戦(戸田)で完璧な火消しで勝利を呼び込んだ。7回に同点に追いつかれ、なお1死二塁のピンチで登板。ここで鈴木、西村を連続三振に斬ると、8回に味方が勝ち越して2勝目。「逆転の走者だったので、とにかく二塁走者をかえさないことを意識して投げた。桑田監督、山口コーチ、大竹コーチと練習しているカーブで(西村に対して)2ストライクに持っていけたことが良かった」とうなずいた。

 21年ドラフト2位で入団も、昨季は左肩を痛めるなどこれまで1軍出場なし。今季も3月下旬に3軍降格を味わったが「絶対に見返してやる」と悔しさを胸にはい上がってきた。この試合では最速148キロを計測するなど持ち前の球威が戻り、空振りが取れるチェンジアップの制球も安定。2軍では19試合に登板して防御率1・59、奪三振率10・06と覚醒の気配が漂う。

 左の中継ぎでの初昇格を目指す左腕は「1回も1軍に上がれていないので、悔しいシーズンが続いている。なんとか1軍に行って、自分もいるんだぞと示したい」と力を込めた。(小島 和之)

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