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村竹ラシッド&三浦龍司、レース直前に順大の同級生同士が握手 互いに決勝進出の快挙呼び込む…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月9日 1時9分

三浦龍司(左)と村竹ラシッド

◆パリ五輪 第13日 ▽陸上(7日、フランス競技場)

 男子110メートル障害準決勝は7日に行われ、初出場の村竹ラシッド(22)=JAL=が13秒26(追い風0・1メートル)の1組4着となり、タイムで同種目日本勢初となる決勝進出を決めた。短距離&障害種目でも日本男子3人目の快挙。男子3000メートル障害決勝では三浦龍司(スバル)が8分11秒72で8位となり、2大会連続の入賞を果たした。

* * * * *

 順大同級生コンビが、同日にそろって快挙だ。昨年まで村竹は陸上競技部の副主将、三浦は駅伝部の主将を務め、同じトラックで練習を重ねてきた。大学時代から世界レベルで活躍してきた2人。今春から村竹はJAL、三浦はスバルと別の道に進んだが、その仲が変わることはない。

 2人での世界大会は、3年生だった22年世界選手権(オレゴン)以来。7日は男子110メートル障害準決勝の約2時間後に3000メートル障害決勝だった。当日のサブトラック、三浦を指導する長門俊介監督(40)がアップの様子を外から眺めていると、2人が握手する姿を見つけた。表情を緩めて会話する姿に「さすが同級生だと思いました」とほほえんだ。3月の卒業式では「五輪が一番の目標」と口をそろえていた順大コンビ。村竹は同種目日本勢初の決勝進出、三浦は2大会連続入賞の快挙を成し遂げた。パリの地で交わした握手に、強い気持ちがこもった。(手島 莉子)

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