田中希実は準決勝敗退 1500Mで2大会連続での決勝進出は逃す…パリ五輪
スポーツ報知 / 2024年8月9日 2時52分
◆パリ五輪 第14日 ▽陸上(8日、フランス競技場)
【パリ(8日)=手島莉子】女子1500メートル準決勝で、2021年東京五輪8位入賞の田中希実(ニューバランス)が3分59秒70の2組11着で2大会連続の決勝進出とはならなかった。
2日は昨年の世界選手権(ブダペスト)で8位入賞した5000メートルで、15分00秒62の1組9着で各組上位8人による決勝には進めず、「現実が受け入れられないような状態です」。
気持ちを切り替えて臨んだ6日の1500メートル予選では、記録を狙って序盤からハイペースで入った。終盤ライバルに抜かれて1組11着だったが、ラスト200メートル付近での接触で救済され準決勝への切符を手に入れていた。「今日以上に自分のためにという気持ちを持ち直します。沢山の人と楽しみ尽くすレースがしたい」と涙を浮かべながら決意していた。
◆田中 希実(たなか・のぞみ)1999年9月4日、兵庫・小野市生まれ。24歳。小野南中3年で全中1500メートル優勝。西脇工で全国高校総体3年連続入賞。18年U20世界陸上3000メートルで日本人初優勝。同大に進学。19年ドーハ世界陸上5000メートル14位。21年東京五輪1500メートル8位入賞。23年ブダペスト世界陸上5000メートル8位入賞。1000、1500、3000、5000メートルで日本記録を持つ。家族は両親と妹。153センチ。
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