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男子110M障害の村竹ラシッドが5位入賞!「うまく言葉にまとめられない」と興奮 同種目日本勢過去最高の快挙…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月9日 4時50分

村竹ラシッド

◆パリ五輪 第14日 ▽陸上(8日、フランス競技場)

 【パリ(8日)=手島 莉子】男子110メートル障害準決勝で、同種目日本勢初の決勝進出を果たした村竹ラシッド(JAL)が13秒21で5位入賞に輝いた。順位は写真判定の末に決まった。1932年ロサンゼルス五輪6位で「暁の超特急」と呼ばれた吉岡隆徳を上回る男子五輪短距離では日本勢の最高順位となった。

 村竹は「ものすごく楽しかったです。いちばんは待ち望んでいた舞台だったので、楽しかったです。うまく言葉にまとめられない」と興奮気味に話した。

 準決勝では13秒26をマークし、1組4着。タイムで拾われて決勝進出を果たしたが「着順で決めたかったので、素直に喜べないです。とりあえず、首の皮一枚つながったなっていう感じ。あふれ出る闘争心みたいなものが抑えられなくて」と話していた。決勝へ向けては「メダル獲得と12秒台で日本記録更新。世界の強豪相手に全身全霊でぶつかって戦えるように、頑張っていきたいと思います」と力強く話していた。

 21年東京五輪の選考を兼ねた日本選手権。予選で参加標準記録を突破しながら、決勝でフライング失格し五輪出場を逃した。23年は春に左太もも裏を痛めて世界選手権代表を逃したが、上半身を強化するなどし、同9月は泉谷駿介(住友電工)の持つ日本記録(13秒04)と同タイムをマーク。日本記録保持者になった。

 パリ五輪内定を決めた6月末の日本選手権(新潟)決勝では雨の降る悪条件の中、13秒07のセカンドベストをマークして初優勝。「アベレージが上がってきた」と手応えを明かしていた。初出場の五輪へ「全員かかってこいという気持ち。戦う覚悟はできています」と熱い思いを語っていた。

 ◆村竹 ラシッド(むらたけ・らしっど)2002年2月6日、千葉・松戸市生まれ。22歳。トーゴ人の父と日本人の母の元に生まれた。小学5年時から陸上を始め、松戸第一中から本格的に110メートル障害を始める。松戸国際高3年時は全国高校総体制覇。順大に進み、22年世界選手権(オレゴン)は予選敗退。23年9月に日本記録タイ(13秒04)をマーク。24年6月に日本選手権初制覇。今春JALに入社。179センチ。

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