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藤波朱理「もうダメかも」3月の手術乗り越え金メダル 「今の瞬間を輝かせてくれるための経験だった」…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月9日 5時26分

金メダルを獲得し、ハートポーズを作る藤波朱理(カメラ・小林 泰斗)

◆パリ五輪 第14日 ▽レスリング(8日、シャンドマルス・アリーナ)

 女子53キロ級決勝で藤波朱理(日体大)はルシアジャミレス・ジェペスグスマン(エクアドル)に10―0のテクニカルスペリオリティー(TS)で勝利し金メダル獲得した。公式戦の連勝記録を137に伸ばした。

 藤波は表彰式で金メダルを、いとおしそうに眺めた。胸に手を当て君が代を聴いた。セレモニーが終わると「やりましたー!」と第一声。「思っていたより重くて、これがずっと欲しくてやってきたので、手に入れることができて本当にうれしいです」と笑顔がはじけた。

 試合後は、二人三脚で歩んできた父・俊一さんに飛びつき、ともに日の丸を掲げた。観客席の応援団の元へ走った。「自分一人の力で戦った感覚では全くなくて。たくさんの人の応援、たくさんの人の支えで今の自分があるし、本当にみんなで戦って、みんなで勝ち取った金メダル」と、感謝を口にした。

 3月の練習中に右肘を脱臼。じん帯断裂の手術を受けた。「連勝記録とか言ってもらうことが多くなって、順風満帆に見えるかもしれないけど、3月に手術をして。もうダメかもしれないって思うときもあった」と打ち明けた。「今、金メダルを獲得して言えることは、全て起こることは必然というか、けがも、この今の瞬間を輝かせてくれるための経験だったんだなって今はすごく思う」。絶対女王として、これからも連勝街道を進む。

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