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【甲子園】札幌日大の亡き浅利初代理事長の悲願だった夏の聖地…妻・恵美子さん「お父さんもどこかで見ていると思う」

スポーツ報知 / 2024年8月9日 8時7分

代理事長・浅利徹さんの遺影を持つ妻の恵美子さん(カメラ・島山 知房)

◆第106回全国高校野球選手権大会第2日 ▽1回戦 京都国際7―3札幌日大(8日・甲子園)

 初出場の札幌日大(南北海道)は京都国際に3―7で敗れ、春夏通じて甲子園初勝利を逃した。エース左腕・小熊梓龍(しりゅう、3年)が1回につかまり、いきなり4失点するなど4回途中でノックアウト。打線は9回に2点を返し粘りをみせたが、及ばなかった。

 「夫が長年(夏の甲子園に)行きたい行きたいと言っていたので、一緒に連れてきたんですよ」。2018年に他界した札幌日大・浅利徹初代理事長の妻・恵美子さん(82)は遺影を手に、つぶやいた。甲子園を訪れるのは札幌日大が出場した2002年春のセンバツ以来。夏は、同校の折霜忠紀部長が主将を務めて北海道日大が出場した1975年以来49年ぶりで、「何度来ても素晴らしい球場です」となつかしむように球場を見つめた。

 ほぼ全ての地方大会を見に行くほど、徹さんは野球部の大ファンだった。春の大舞台は経験しているが、生前、口癖のように何度も聞いたのは「やっぱり夏」という言葉。夏の甲子園出場を誰よりも待ち望む中、6年前にこの世を去った。

 徹さんの思いは息子である剛之現理事長、森本監督らに引き継がれ、計3度の南大会準優勝を乗り越えて7回忌の年に悲願の夏の甲子園初出場。恵美子さんは「運転手さんに聞いたら、仕事そっちのけで野球に行ってたこともあったみたい。それぐらい野球が好きだったんでしょうね。お父さんもどこかで試合を見てると思いますよ」と、聖地の空を見上げていた。

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