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【甲子園】金足農・吉田大輝の誓い…“兄・輝星超え”へ向け「絶対負けたくない」

スポーツ報知 / 2024年8月9日 8時26分

ブルペンで投球練習をする金足農・吉田大輝(カメラ・有吉 広紀)

◆大06回全国高校野球選手権 第3日(9日)第2試合 ▽1回戦 西日本短大付vs金足農

 全国高校野球選手権(甲子園)に6年ぶりに出場する金足農(秋田)は今日9日、西日本短大付(福岡)との1回戦に臨む。チームは8日、兵庫・伊丹市内で最終調整を行った。18年夏の準優勝時にエースだった吉田輝星(23、現オリックス)を兄に持つ大輝(2年)は、ブルペンで約30球を投げ込んで調整。最速146キロ右腕が目標の“兄超え”に向けて、初戦突破を目指す。

 ようやくあのマウンドに立てる―。金足農・吉田の表情が引き締まった。1回戦を翌日に控え「明日になったら緊張するだろうけど、今は楽しみ。甲子園は人もたくさんでもっと暑いけど、(暑さに)慣れながら投げられたらベストです」。6年前はアルプス席から見つめた、憧れの舞台でのプレーに胸を躍らせた。

 今月1日に秋田を出発。ホテル生活も約1週間が経過したが、「寝る前にストレッチしたり、(他の選手の)部屋にいって話したりしてます」と普段のペースを崩すことなくリラックスしている。夏の甲子園も7日の第3試合・智弁学園―岐阜城北を、宿舎で夕食を取りながら仲間と一緒に見たという。「取り切れるアウトを取らないとズルズルいく。甲子園の怖さだと思うし、見られてよかった」と気を引き締めた。この日は実戦形式のノックに入った後、ブルペンで約30球を投げ込み「徐々に調子も上がってきた」と手応え十分だ。

 兄・輝星は試合観戦について「僕の成績次第です」と話しており、直近の7日・西武戦は1回無失点に抑えた。「見に来てもらわないと困るので」と話した弟は「まず追いつく。絶対に負けたくない」と兄超えへ意欲を語った。重要視するのは、立ち上がりだ。「初回を3人でテンポよく切れれば流れはこっちにくる」と、チームに勢いをもたらす構え。準優勝した兄を超えられる成績は優勝のみ。日本一に向けた第一歩を力強く踏み出す。(有吉 広紀)

 〇…最終調整では、西日本短大付対策が至る所で見受けられた。打撃練習では身長185センチの相手エース・村上太一(3年)を想定し、打撃投手が約40センチの高さの台の上から投球。中泉一豊監督(51)は「上から(球が)来る感覚をやっておきたかった」と説明した。また主力野手に左打者が多いためノッカーが左打ちを試したり、打球方向も左打者を意識するなど準備は万端だ。

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