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新十両の大青山が飛龍高に凱旋…秋場所は「勝ち越ししたい」

スポーツ報知 / 2024年8月9日 8時53分

笑顔で母校にあいさつに訪れた大青山(左は荒汐親方、右は飛龍・栗原監督)

 大相撲名古屋場所で幕下全勝優勝し、秋場所(9月8日初日・両国国技館)での新十両昇進を決めている大青山(24)=荒汐=が8日、母校の飛龍高で報告会を行った。荒汐親方(元蒼国来)とともに出席した大青山は「(十両に)上がってうれしいけど、もっと頑張らないと。来場所は一日一日集中して相撲を取りたい」と、抱負。同校からは熱海富士(21)=伊勢ケ浜=に続き、5人目の関取が誕生した。

 大青山が初めて関取として母校に帰ってきた。同校は、中国からきた相撲初心者の少年が3年間過ごしたいわば、日本での原点の地。「相撲だけでなく、日本語やあいさつの大切さなど、ここで学ばせてもらった」。角界に入った今でも、感謝の思いは忘れていない。

 特に、飛龍相撲部の栗原大介監督は恩師であり、父のような存在だ。初土俵を前に、しこ名を決める際、名前を「先生と同じ“大介”にしたい」と、電話で懇願。お世話になった先生に「恩返ししたい」という思いからだった。恩師からは「俺の名前を使うなら、横綱か大関にならないとダメだぞ」と、冗談を交えながら快諾してもらった。

 秋場所に向けて、部屋は長野で合宿中だ。大青山もUターンで戻り、14日まで滞在して稽古に励む。「来場所は勝ち越ししたい」。今後は高校の先輩・翠富士(27)=伊勢ケ浜=や後輩の熱海富士が活躍する幕内に上がることが、次なる目標となる。「一日でも早く上に上がりたい」。幕内での“飛龍対決”が待ち遠しい。

(塩沢 武士)

 ◆大青山 大介(だいせいざん・だいすけ) 2000年5月22日、中国内モンゴル自治区生まれ。24歳。本名アスハダ。高1で来日し飛龍高入学。2018年3月の全国高校選抜大会団体戦で同校初優勝に貢献。同年夏の全国総体団体戦では3位に入った。2022年初場所で前相撲デビュー。24年名古屋場所(東幕下2枚目)で7戦全勝し優勝。192センチ、157キロ。

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