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卓球女子団体、張本美和の復活が一番の収穫「打倒・中国には大胆な戦術転換必要」平野早矢香さんが解説 …パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月9日 11時0分

第4試合、第2ゲーム、攻める張本美和(カメラ・岩田 大補)

◆パリ五輪第14日 ▽卓球 団体戦(8日、パリ南アリーナ)

 卓球女子団体準決勝が8日、パリ南アリーナで行われ、日本は3―1でドイツを下し2大会連続の決勝進出を決めた。悲願の金メダルをかけ対戦するのは4連覇中の中国。12年ロンドン五輪女子団体銀メダリストの平野早矢香さんは、張本選手の勝利を大きな収穫と挙げ、決勝戦での勝利には戦術転換が必要と解説した。

* * * * *

 日本女子が決勝進出を決めました。ドイツチームはいつも以上に積極的に振り切るボールを多用してきました。格上の日本に対して、時には一か八かの勝負と感じるようなハードな攻めもあり、張本選手が第2試合で18歳のカウフマン選手に敗れるという波乱もありました。カウフマン選手はYG(ヤングジェネレーション)サーブという、あまり女子選手は使わないサーブを使い、両ストレートの攻撃で終始ゲームの主導権を握っていました。

 張本選手はレシーブから良い展開を作ることができず、1ゲームも取れずに敗れたことは正直想定外でしたが、勝敗を左右する第3試合で平野選手が素晴らしいプレーで流れを呼び戻しました。平野選手はサーブの組み合わせも良く、バックストレートのボールが要所で決まり、かつ相手の猛打に対して打ち返してやるんだ!という気迫を感じました。

 この日の1番の収穫は何と言っても張本選手が第4試合で勝ってメダルを決めたことです。しっかり気持ちを立て直し、リードされていた第1ゲーム内で、思い切った長いサーブからの展開や、相手に打たせたボールをカウンター攻撃して最終的には相手を圧倒する戦術を作り上げました。

 いよいよ中国との決勝戦を迎えます。中国に勝つ為には自分達の100%のプレーをするだけでなく、プラスα駆け引きの部分で相手の予測を外すような戦術転換が必要になるでしょう。左腕を痛めていた早田選手の状態が上がってきています。東京からの3年間の成果を全て出し切ってほしいと思います。(12年ロンドン五輪女子団体銀メダリスト、ミキハウス所属)

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