Ｊ２モンテディオ山形が新スタジアム概要を発表…ＶＩＰ席が１階最前列…２８年夏開業予定

J２山形の新スタジアムイメージ図（©株式会社モンテディオフットボールパーク）

　Ｊ２モンテディオ山形は８日、天童市内で新スタジアムの概要を発表した。現在の本拠地に隣接する駐車場で２５年秋に着工し、２８年夏に開業予定。収容１万５０００人の屋根付きで建設費は約１５８億円。周辺自治体と協力して、大規模災害時の防災拠点にもなる。

　通常のＶＩＰ席は２～３階の最前列など後方が多いが、相田健太郎社長は「見やすい場所に作りたい。国内のスタジアムとは違うようになります」と、１階前列への設置を明言。スタンドからピッチまでの距離は５～７メートルを想定しているだけに、迫力あるプレーが堪能できそうだ。

　「サッカー以外で稼げる施設になることが理想」と、Ｊリーグの開催日以外にも様々なイベントを誘致して地域の活性化を図る。アウェー側ゴール裏だけ屋根がないのは、将来的な増設を視野に入れているためだという。

　現在はリーグ屈指の規模と人気を誇っているスタジアムグルメに関しても「理想を言えばスタジアムに常設の飲食店が５～１０店舗は欲しい。スタジアムの外周には広場があるので、キッチンカーを入れられるよう考えています」。様々な試みで東北ＮＯ１スタジアムを目指す。（岩崎　敦）