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【甲子園】新潟産大付がジャイアントキリング 柏崎からの大応援団「あんなスタンドがいっぱいに」

スポーツ報知 / 2024年8月9日 11時21分

花咲徳栄に勝利し、あるぷるスタンドの応援団にあいさつへ向かう新潟産大付ナイン (カメラ・豊田 秀一)

◆第106回全国高校野球選手権大会第3日目 ▽1回戦 新潟産大付2―1花咲徳栄(9日・甲子園)

 初出場の新潟産大付が花咲徳栄に逆転勝利を収め、新潟県勢初の令和勝利を手にした。打線は、最速148キロを誇る花咲徳栄のエース右腕・上原堆我投手(3年)から2ケタ安打で攻め立て、7回2死三塁には多田大樹内野手(3年)が三遊間を抜ける勝ち越し打を放った。投手も宮田塁翔投手(3年)と田中拓朗投手(3年)の継投で失点は1点のみ。プロ注目の石塚裕惺内野手(3年)を中心とした花咲徳栄打線に、最後まで反撃のチャンスを与えなかった。

 「ストレートを狙っていた」と決勝打を振り返った多田は「(打った瞬間)抜けたと思ってガッツポーズした。自分は勝負強さを売りにしている。もう最高でした」と満面の笑みで答えた。

 吉野公浩監督は「夢の中にいると思います。甲子園の勝利ってこんなすごいものなんだなと感じています」と感極まった様子。同校がある柏崎市から今日のために2000人の応援団が駆けつけたことについて「まさかあんなスタンドがいっぱいに(なるとは思わなかった)」と感激していた。

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