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スポクラ安楽宙斗が銀 日本男子初のメダルを獲得「金を狙っていたので悔しい」夏休み中の現役高校生が五輪で躍動…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月9日 20時27分

銀メダルを獲得した安楽宙斗(カメラ・小林 泰斗)

◆パリ五輪 第15日 ▽スポーツクライミング(9日、ルブルジェ・スポーツクライミング会場)

 男子複合(ボルダーとリード)の決勝が行われ、初出場で準決勝首位通過の高校生、安楽宙斗(そらと、JSOL)が、スポーツクライミングで日本男子初となる銀メダルを獲得した。第1種目のボルダーを終え、69・3点の首位に立った。第1課題を“一撃”で仕留めると、第2課題は唯一の完登。第3、4課題は登り切ることはできなかったが、実力の高さを見せた。続く第2種目のリードでは銀を確定させてから、あと一歩のところで金メダルを逃した。安楽は合計145・4点、金メダルのロバーツ(英国)は155・2点だった。

 安楽は昨季、W杯初参戦にして、史上初となるボルダーとリードの2種目で年間総合王者に輝いた大物ルーキーで、千葉・八千代高に通う3年生。現在は夏休みだが「みんな受験なので、宿題はないです」と初出場の大舞台に集中している。

 両腕を伸ばしたリーチは身長を大きく上回る180センチ超えで、「身長は小さいが(海外選手と)リーチは同じくらいなので有利」。本人が「ふわふわクライマー(笑い)」と話すように力みがなく、腕の疲れを少なくしながら登る技術も武器だ。若くして世界のトップ選手と張り合い、16歳の頃から圧倒的な成績を残してきたことから、世界から「クレイジー」と称賛される逸材は、五輪でも輝きを放った。

 安楽は準決勝でも圧巻で、まずボルダーでは、第1課題を2回で完登すると、誰も登り切れなかった第2課題を“一撃”で仕留め、全体トップの得点。次のリードでも全体4位で、2種目の合計得点で首位通過していた。決勝に向けては「自分がやれることをやるだけ」と語っていた。

 スポーツクライミングは21年の東京五輪から採用され、同大会ではボルダー、リード、スピードの3種目による複合が実施された。日本は女子で、野中生萌が銀メダル、野口啓代さんが銅メダルを獲得し、W表彰台を飾った。そして今回のパリ五輪ではボルダーとリードの複合と、スピードの2種目での実施となった。

 安楽は「表彰台は最低の目標だった。3位以内に入れたことはとてもうれしいけど、金を狙って準決勝から集中してこなしてきたので悔しい。金を狙っていたので悔しいです」と話した。

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