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卓球男子団体 日本は開催国フランスに敗れ4位 3大会ぶりにメダル逃す 張本は涙「チームを誇りに思います」…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月9日 20時14分

第5試合に敗れ、篠塚大登(右)に声をかける張本智和(カメラ・岩田 大補)

◆パリ五輪 第15日 ▽卓球(9日、パリ南アリーナ)

 男子団体で3位決定戦が行われ、世界ランキング4位の日本は同3位の地元フランスに敗れ、2大会連続のメダルには届かなかった。第1試合のダブルスは、戸上隼輔(井村屋グループ)、篠塚大登(愛知工大)組がA・ルブラン、ゴジ組と対戦。1―3で敗れる苦しいスタートとなった。第2試合はエースで世界ランキング9位の張本智和(智和企画)が登場。同5位のF・ルブランとのシングルスは最終第5ゲームまでもつれる激闘となった。マッチポイントを握りながら最後は5連続失点で2―3と敗れた。第3試合のシングルスは戸上がF・ルブランの兄であるA・ルブランを破り、1-2とした。第4試合は張本がゴジを破り、2-2のタイに。

 最終戦のシングルスは日本が篠塚、フランスはエースのF・ルブラン。第1ゲームは終盤、篠塚が失点を重ね、7―11で先取された。第2ゲームは5―5から4連続失点するなどして7―11で連取され、日本は1ゲームも落とせない土俵際に追い込まれた。第3ゲームは粘った篠塚が14―12で奪い、ゲームカウント1―2とした。第4ゲームはまたもジュースまで粘ったが、最後は力尽き11―13で落とし、ゲームカウント1―3で敗れた。

 5試合を終え、張本智和は「このチームを誇りに思います。僕が勝ってたら(チームは)勝てた」と涙も見せた。

 7日のスウェーデン戦では張本智和が第2試合のモレゴールとのエース対決は制した。2勝2敗の最終試合は、先に2ゲームを連取したが、相手のシェルベリが「勇気」を持ったプレーで襲いかかった。2―2の最終Gも9―7から逆転され、最後はバックハンドで返すことができなかった。

 「この思い、この現実を受け止めなくていい方法があるんだったらいいけど…。皆が1点ずつ取ってつないで来たタスキ。僕が勝つとかじゃない。僕が締めるだけ。気合いとかどうでも良くて。勝つのが全てだった」

 張本智は悔しさを胸に、スウェーデン戦の最終Gでつりそうになった左足も万全に戻し、この日の試合に臨んでいた。8日には妹・美和も出場した女子団体の銀メダル以上が確定。この試合に勝てば五輪では卓球界初の「きょうだいメダリスト」誕生だったが、兄はメダル獲得ならず。日本は16年リオデジャネイロ大会から3大会連続の表彰台はならなかった。

 前回21年東京五輪の水谷隼、丹羽孝希、張本智のチームから変わり、21歳のエース・張本智、22歳の戸上、20歳の篠塚の若いチームに変わって構成。「3年間、田勢さん(邦史監督)さんと話していたけど、チームとしてひとつの集大成」と位置づけた大会で表彰台に一歩届かなかった。

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