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レスリング藤波朱理、「速さ」で金メダル獲得 リオ&東京金の金城梨紗子さんが解説…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月9日 17時24分

金メダルを掲げて噛むポーズを見せる藤波朱理(カメラ・小林 泰斗)

◆パリ五輪 レスリング女子53キロ級▼決勝 藤波朱理(日体大) テクニカルスペリオリティー ジェペスグスマン(エクアドル)(8日・シャンドマルス・アリーナ) 

 藤波朱理(日体大)が圧倒的な強さで、金メダルを獲得した。16年リオデジャネイロ五輪63キロ級、21年東京五輪57キロ級金メダルの金城(旧姓川井)梨紗子さんが、藤波の強さを解説した。

 藤波選手の1回戦から決勝までの戦い方は「圧巻」のひと言でした。初出場とは思えませんでした。決勝の相手、ジェペスグスマン選手はタックルがうまいのですが、全く寄せ付けませんでした。第1P、開始から攻め続けバックを取り、2―0。4―0としたあとは、相手のタックルをうまくさばきながら、バックに回って6―0としました。相手を警戒しつつ自分の入れるタイミングを見ていて、攻守ともいいバランスで戦いました。そのまま、第2Pも押し切りました。

 藤波選手の強さは「速さ」に表れてます。攻撃の展開が速く、しかもそれがひとつで終わるのではなく、続けて繰り出される。それにカウンターを受けても対応するのが速い。これは、常に6分間、いつでも攻撃できる準備をしているということです。

 女子選手全員が金メダルを取る期待があって、藤波選手の前の2人が取れなかったから、藤波選手はプレッシャーを感じていたのではとの指摘がありますが、自分はしっかりやろうという気持ちを持っている選手なので、試合直前になって動揺することはなかったと思います。

 普段は、かわいらしい20歳で、あまりネガティブなことは言わなくて明るい子です。初めて五輪チャンピオンになって、試合のたびに感じることも変わってくると思います。一戦一戦、その試合の重みを感じながら、攻撃的なレスリングにさらに磨きがかかっていくのが楽しみです。(16年リオ五輪、21年東京五輪金メダリスト・金城 梨紗子)

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