ロッテの新助っ人左腕 来日即１軍デビューへ…勝負の９連戦での起用を吉井理人監督が明言

ロッテの帽子をかぶったダラス・カイケル（球団提供）

　ロッテの新外国人ダラス・カイケル投手（３６）＝前ブルワーズ＝が、来日即１軍デビューすることが９日、分かった。近日中に来日し会見する予定のサイ・ヤング賞左腕は、７月までメジャーで先発していたことに加え、ブルペンでのピッチングも継続している模様。吉井理人監督（５９）は、１０日からの９連戦で先発デビューさせる考えを示した。

　メジャー通算１０３勝と実績十分なカイケルに、予行演習は不要のようだ。吉井監督は「ビザは出たとは聞いています。いつ飛行機に乗るかはまだ聞いてないです」と近日中の来日を明かした上で、本拠でオリックス、敵地で日本ハム―ソフトバンクと続く勝負所の９連戦での起用を問われると「９連戦で投げないと、彼が来る意味がないと思います」と明言した。

　現在の状態についても、コミュニケーションは取れている。「２日に１回、１００球程度を試合形式で投げていると聞いてるんで、来て次の日にいけと言われたらいくと言っていたので。今、いつでも投げられる状態ではあると聞いています。ひげも伸ばしてるって（笑い）」。トレードマークの立派なひげにも言及し、期待を寄せた。