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【巨人】出て来い「新金曜の男」!又木初回5失点 阿部監督はローテの再編に言及

スポーツ報知 / 2024年8月10日 5時0分

初回に大量失点を許し、降板した又木(カメラ・相川 和寛)

◆JERA セ・リーグ 中日9―2巨人(9日・バンテリンドーム)

 巨人が中日に大敗し、勝った首位・広島とのゲーム差は「2」に広がった。先発したドラフト5位左腕の又木鉄平投手(25)が初回に3ランと2ランを浴び、1回5失点KO。2番手の高橋礼も3回4失点と止められず、チームは今季ワーストタイの9失点を喫した。打線は10安打を放ったが、2点止まり。後半戦の金曜日は1勝2敗だが、先発投手に勝ち星は付いていない。重要なカード頭を任せられる男の台頭が待たれる。

 指揮官の口から出たのはファンへの謝罪だった。初回いきなり5失点を喫し、今季ワーストタイとなる9失点で敗戦。阿部慎之助監督(45)は「最後までファンの人が残ってくれていてうれしかったですし、こういう試合になってしまって申し訳ないという気持ちが強い」と感謝と謝罪を口にした。

 あまりに重い又木の背信投球だった。9連戦で回ってきた今季3度目の先発のチャンス。だが先頭の岡林にいきなり四球を与える。けん制で誘い出し、自分を助けるアウトを奪ったにも関わらず、続く福永に再び四球。カリステに右前安打を許すと、細川に左翼へ先制3ランを浴びた。さらに2死三塁では、3ボール1ストライクと苦しいカウントから、木下に甘く入った直球を左翼スタンドに運ばれた。初回で致命的な5失点を喫し、2回の打席で代打を送られた。「期待を込めて送り出したんだけど、ちょっと残念だったね」と阿部監督も苦言を呈した。

 反省が生かされなかった。プロ初登板初先発となった6月1日の西武戦(ベルーナD)では、6回2安打無失点と抑えながらも6四球を与えた。指揮官は「ナイスピッチングだったけど、課題はたくさんある」と制球難を指摘していた。菅野の腰痛で急きょ先発した同23日のヤクルト戦(東京D)では4回途中5安打2失点と及第点の投球だったが、3度目の正直とはならなかった。

 これで球宴後の金曜は1勝2敗。戸郷、山崎伊が球宴に選ばれたことと、阪神、広島と上位を意識して球宴明けからローテを組み替え、赤星が金曜のカード頭を任されていた。だが2戦で白星をつかめず、今回チャンスを得た又木も期待に応えられなかった。カード頭はこの日の小笠原のように実績ある投手が投げてくることが多いだけに、試合をしっかり作れる救世主の台頭が求められる。指揮官は「来週はどうなるか分かんないですけど」とローテの再編に言及。この日イースタン・楽天戦(G球場)で6回2失点に抑えたルーキーの西舘らが候補に挙がる。

 これで9連戦の4試合を終えて、1勝2敗1分け。4年ぶりのリーグ優勝に向け、下位チーム相手に負け越しは許されない。「今日は今日でしっかり受け入れて。明日はとにかくいい試合をして勝てるように切り替えてやっていきたい」と阿部監督。苦い敗戦を糧に名古屋のG党に勝利を届ける。(井上 信太郎)

 ◆巨人後半戦の金曜日先発成績

▽7月26日VS中日〇5―2

 赤 星 -5回2失点

▽8月2日VSヤクルト●2―4

 赤 星 ●6回3失点

▽8月9日VS中日●2―9

 又 木 ●1回5失点

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