夏の甲子園 西日本短大付の応援歌に「にしたんクリニック」のＣＭ曲 テレビで観戦の社員も歓声

三塁側アルプススタンドで応援する西日本短大付の応援団（カメラ・豊田　秀一）

　全国高校野球選手権大会で金足農（秋田）に勝利した、西日本短大付（福岡）が今夏に初披露した応援曲が話題となっている。

　１点リードの５回無死一塁、３番の古賀海凪（みなぎ、３年）が打席に入ると、三塁側アルプスから「たんたんにしたん、たたんたん」「にしにしたたんた～ん！にしたん！」という応援が響いた。

　応援曲は、美容点滴やレーザー治療などを行う「にしたんクリニック」のＣＭ曲（タンバリンダンス編）。同クリニックを運営する「エクスコムグローバル」セールス＆マーケティング部の担当者は「社員で、テレビ観戦し応援してました。ＣＭソングが流れた時は歓声が上がりました」と大喜び。

　同クリニックの公式ＹｏｕＴｕｂｅで、３０秒間のＣＭ動画は、１３００万回以上再生されるほど大人気。高校の愛称「西短（にしたん）」に掛け、野球部を中心に「応援曲として甲子園で披露したい」と要望があり「演奏のために楽曲を使用をさせてほしい」と学校側がエクスコム―に問い合わせたという。

　ＣＭでは歌手の郷ひろみ（６８）がキラキラジャケットを羽織って歌唱し、お笑いトリオ「３時のヒロイン」がタンバリンをたたきながら踊る。１４日に次戦を控えるナインに「優勝に向けて“にしたん旋風”を巻き起こしましょう。（部員らへの差し入れも）検討します！」と熱いエールを送った。（坂口　愛澄）