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DeNA初!ルーキーが全戦先発でデビュー4連勝 三浦監督「投球がうまいというのはこういうこと」

スポーツ報知 / 2024年8月10日 5時40分

笑顔でファンとタッチを交わす石田裕太郎(カメラ・清水 武)

◆JERA セ・リーグ DeNA5―2ヤクルト(9日・横浜)

 球団の歴史を塗り替えた。DeNAのドラフト5位・石田裕太郎投手(22)は冷静に目の前の打者に対峙(たいじ)していった。3―2の7回2死、内山を145キロの直球で三ゴロに打ち取ると小さく拳を握る。7回4安打2失点で球団新人初のオール先発でのデビュー4連勝を飾った。「数字は意識していない」と言うも、お立ち台で「昨日勝っていい流れがきていると思ったので、その流れに乗りたいなと思って投げました」と笑顔がはじけた。

 ひるむことはなかった。初回無死から長岡、宮本に連打を許すなど1死一、二塁と危機を背負うと、村上に右前適時打を浴びた。3回にも村上の犠飛で1点を与えたが、梶原の2ランで試合を振り出しに戻してもらった4回以降は自慢の制球力で無安打に封じた。ゴロを打たせる場面、三振を狙う場面をうまく判断する新人らしからぬ投球に、三浦監督は「投手としての嗅覚がすごい。投球がうまいというのはこういうことだと思った」と絶賛。普段よりもプレートの位置を一塁側寄りにして、内外角を突く“角度”を微調整する工夫も凝らした。

 同級生の存在が励みになった。巨人のドラフト1位・西舘は中大時代の同級生。1年秋からベンチ入りするなど頭角を現したのは西舘よりも先で「最初に球を見たときに真っすぐじゃ勝てないなと思った」と実力差を痛感。自身の持ち味を生かすため、データ分析を得意とする後輩と話し、腹圧や体重移動を変えるよう意識。その結果、ロッテ・益田を参考にしたスリークオーターのフォームが完成した。

 「ここからいっぱい勝って優勝したい」。横浜市生まれで生粋のベイファンだった右腕の歩みは、とどまることを知らない。(内藤 菜月)

 ◆記録メモ 新人の石田裕(D)がヤクルト戦で7回4安打2失点。開幕4連勝とした。球団新人の開幕4連勝は5連勝の82年金沢次男、4連勝の72年竹内広明、86年相川英明に次いで4人目。すべて先発での開幕4連勝は球団史上初だ。

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