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【阪神】掛布雅之氏 佐藤輝の悪送球がリズム壊した…昨年の阪神の緻密な野球を広島にやられている

スポーツ報知 / 2024年8月10日 5時0分

2回2死一、二塁、林晃汰のゴロを三塁手・佐藤輝明が一塁へ悪送球し、二塁走者に先制の生還を許す。左は一塁走者・矢野雅哉 (カメラ・馬場 秀則)

◆JERAセ・リーグ 阪神3―6広島(9日・京セラドーム大阪)

 阪神が今季ワーストの16被安打で6点を奪われ、首位・広島とのゲーム差が3に広がった。先発の村上が、5回6安打4失点(自責3)と精彩を欠くと、2回2死一、二塁で林の三ゴロを佐藤輝が一塁に悪送球し、先制点を献上。リーグワーストの失策数は70に達し、岡田彰布監督(66)はわずか30秒で会見を打ち切った。スポーツ報知評論家の掛布雅之氏(69)は46失策のカープとの守備力の差を説き、リーグ連覇へ正念場に立たされたことを強調した。

 佐藤輝のワンプレーが、阪神にとって大事な試合のリズムを壊した。2回2死一、二塁からの悪送球は、ボールを握り損なった。打者走者の林が一塁まで全力疾走をしていたことで焦ったのかもしれないが、先取点を許したことで、先発の村上は序盤からギアを上げた投球をしなければならなくなった。後手を踏む展開となり5回まで99球も球数を要したのも、あの失策に起因している。

 野球にエラーはつきものとはいえ、佐藤輝は練習時から横から投げたりせずに、オーバースローで形をきっちり整えた送球を繰り返すべきだ。全てのプレーは、キャッチボールの延長線上にあることを忘れてはならない。

 さらに打席でも1安打はしたが、4回1死から高めのボール気味の球にあっさり空振り三振したのも気になった。せっかく夏場に調子を上げてきただけに、ああいう打席を4番打者が見せてはいけない。森下と対戦する第2戦では、強い主砲の姿を取り戻す必要がある。

 阪神は逆転優勝するためには、5ゲーム差がデッドラインと考えて戦わなければならない。広島の遊撃・矢野が8回の守備でみせたファインプレーのように、昨年の阪神のち密な野球を広島にやられてしまっている印象だ。この日の相手先発は左腕の森だったが、6番は前川のスタメン起用を継続してよかったのではないか。1番・近本から6番までは、相手投手の左右に関係なく固定して戦っていい。(掛布 雅之)

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