【阪神】佐藤輝明１２球団ワースト１７失策 岡田彰布監督あきれた今季最短３０秒で会見打ち切り

８回、選手交代を告げてベンチに引き揚げる岡田彰布監督（カメラ・馬場　秀則）

◆ＪＥＲＡセ・リーグ　阪神３―６広島（９日・京セラドーム大阪）

　阪神・佐藤輝が痛すぎるミスだ。０―０の２回２死一、二塁。林の三ゴロを一塁に悪送球し、先制＆決勝点を奪われた。１２球団ワーストの今季１７個目の失策。後半戦１３試合で計７失策と急増しており、岡田監督も「まあそういうことやろ」と敗戦につながったエラーをあきれ顔で振り返った。

　先発の村上は５回６安打４失点（自責点３）と粘れず、１２球団ワーストタイの今季８敗目。この日１軍に昇格して６回から３年ぶりに救援登板した伊藤将も、２イニング目の７回に５点目を失った。指揮官は「いろいろ言うたらまだ明日、あさってと試合あるから。分かってしまうやんか」と多くを語らず。今季最短の３０秒で会見を打ち切った。

　佐藤輝は「反省してまた練習します」と言葉を絞り出した。今季ワーストの被安打１６と投手陣が打ち込まれ、首位・広島とは３差に広がった。最短で１１日にも自力Ｖの可能性が消滅する危機。踏ん張りどころだ。（中野　雄太）