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“リレー侍”5位 激走も2大会ぶりの表彰台ならず サニブラウン「まだまだ足りない」桐生は「届かなかった」…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月10日 2時51分

◆パリ五輪 第15日 ▽陸上(9日、フランス競技場)

 【パリ(8日)=手島 莉子】男子400メートルリレー決勝で日本(坂井 隆一郎―サニブラウンハキーム―桐生祥秀―上山 紘輝)はシーズンベスト(日本歴代5位)の37秒78をマークしたが、5着で2大会ぶりのメダル獲得とはならなかった。

 日本は最終走者の上山にバトンが渡ったときはトップ争いを演じていたが、終盤にライバルの追い上げを許した。

 坂井は「本気でメダルを狙っていました。悔しいです」と語り、1走から2走に変更となったサニブラウンは「加速自体悪くなかったけど、もっと前で渡したかった。まだまだ足りないですし、もっとバトン練習しないといけない」と振り返った。桐生は「メダルを狙っていた。届かなかった」とコメント。上山は「一番でもってきてもらってリードを守らないといけない。まだ力が足りなかった」と悔しがった。

 日本の“お家芸”とも言われたスムーズなアンダーハンドパスで、2008年北京五輪、16年リオ五輪では銀メダルを獲得。しかし多田修平、山縣亮太、桐生祥秀、小池祐貴の順で臨んだ前回東京五輪では多田と山縣の間でバトンが渡らず、途中棄権に終わった。

 その後22、23年世界選手権でも表彰台を逃しており、エース・サニブラウンは「何かは持って帰りたい。ちゃんとメダルをとる。気合いを入れていきます」と話していた。パリの地でも、届かなかった。

 予選はサニブラウン・ハキーム―柳田大輝―桐生祥秀ー上山紘輝で臨み、38秒06の1組4着だったが、タイム順で7大会連続の決勝進出を決めていた。

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