山下美夢有は６８で３位 日本勢２大会連続メダルかけ最終日へ「１打でも伸ばせるように」女子ゴルフ第３Ｒ…パリ五輪

◆パリ五輪　第１５日　▽ゴルフ女子（第３日＝９日、ゴルフナショナル＝６３７４ヤード、パー７２）

　第３ラウンドが終了した。日本ツアーの２年連続年間女王で初出場の山下美夢有（加賀電子）は６位から出て４バーディー、ボギーなしの６８で回り、通算７アンダーでトップと２打差の３位タイに浮上した。前回東京大会で銀メダルを獲得した稲見萌寧に続く、日本女子２大会連続のメダルをかけ、最終日に挑む。

　６月の全米女子オープンを制した笹生優花（アース製薬）は４７位から出て４バーディー、４ボギーの７２で通算７オーバー４２位。「風が強かったが、しっかり対応できて良かった」とプレーを振り返った。

　リオデジャネイロ大会で銀メダル、東京で銅メダル獲得のリディア・コ（ニュージーランド）が６８で９アンダーとし、７１のモルガヌ・メトロー（スイス）と首位で並んだ。６７のローズ・チャン（米国）が山下とともに７アンダーの３位。６９のアタヤ・ティティクル（タイ）が６アンダーの５位で続いた。

　東京五輪金メダリストで世界ランク１位のネリー・コルダ（米国）は７０で４アンダーの７位となった。

　６０選手が４日間、予選落ちなしのストロークプレーで争う。

　山下美夢有（第３ラウンド後インタビュー）「今日もショットが安定していて、バックナインでパットを決めきることができた。ノーボギーで回れたのは良かった。いい距離のバーディーパットが入り、良い流れで回ることができた。（ゴルフを支えているものは）一番はフェアウェーキープ。（最終日へ）１打でも伸ばせるように。１つでも良い順位で上がれるように頑張りたい」