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金メダル候補のAMI、ブレイキン初代女王に王手! パリ五輪新競技で日本勢が躍動…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月10日 3時56分

決勝進出を決めた湯浅亜実(カメラ・小林 泰斗)

◆パリ五輪 第15日 ▽ブレイキン(9日・コンコルド広場)

 パリ五輪の新競技ブレイキンで、日本代表の湯浅亜実(ダンサー名=AMI、25)がメダル獲得を決めた。準決勝でインディアデビ ・サルジュー(オランダ)を2―1で破って、決勝進出を果たした。

 オランダの新進気鋭の選手とAMIは激突。第1ラウンド(R)を3―6で落としたが第2Rを6―3、第3Rを8―1と逆転、初代女王に王手をかけた。

 2019年と22年の世界選手権王者で、金メダル候補の湯浅は1次リーグから力を発揮。4人1組で1試合2ラウンドずつ戦う総当たり戦で、1Rも落とさずに首位通過した。準々決勝ではフランスの16歳、シアを破って準決勝進出。「(ベスト)8に残る子たちは本当にすごいBガールだと思うので、誰と当たると関係なくベストを尽くしたい」と語っていた優勝候補が、勢いのまま初代女王に王手をかけた。

 1970年代、ニューヨークでギャングの抗争を平和的に解決する手段として始まったとされるブレイキンは、トップロック(立ち踊り)やフットワーク(足技)、パワームーブ(回転・跳躍技)、フリーズ(一連の動きから体を固定する動き)など4つの要素から構成され、DJが選らんだ音楽に合わせた即興的なパフォーマンスで、1対1で競う。湯浅は6月のパリ五輪シリーズ最終戦を制し、日本代表切符をつかんでいた。

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