レスリング樋口黎が金メダル獲得「感謝の思いが心の内からわき上がってきました」…パリ五輪

優勝し湯元健一コーチ（右）と記念撮影する樋口黎（左）（カメラ・岩田大補）

◆パリ五輪第１５日　▽レスリング（９日、シャンドマルス・アリーナ）

　男子フリースタイル５７キロ級で１６年リオ五輪銀メダリストの樋口黎（ミキハウス）が金メダルに輝いた。決勝でスペンサーリチャード・リー（米国）を４―２で下した。レスリングの金メダルは初日から４日連続。日本勢の夏冬通算２００個目の金メダルにもなった。

　樋口の表彰式後の一問一答は以下の通り。

―メダルをかけて。

「自分一人で取ったメダルではないので、ものすごく重みがあるなと思います」

　―表彰台でメダルにキスを。

「東京のときの挫折があって、それを乗り越えていろんな人が背中を押してくれて取れたメダルだったので、自分一人ではここまでたどり着けなかったという感じで。ものすごく感謝の思いが心の内からわき上がってきました」

　―家族の支え。

「いつも毎日自分のレスリング中心の生活をわがままを言ってさせてくれたので、感謝を伝えたいです」

　―パリ五輪はどんな舞台だった？

「楽しいレスリングができたと思いますし、自分の今までの人生で一番レベルの高いパフォーマンスが出せたと思うのでいい大会だったなという風に思います」