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5000M銅のハッサンは1万Mも銅 さらに中34時間半でマラソン出場へ…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月10日 4時45分

◆パリ五輪 第15日 ▽陸上(9日、フランス競技場)

 女子1万メートル決勝が行われ、ベアトリス・チェベト(ケニア)が30分43秒25で金メダルを獲得した。ナディア・バットクレッティ(イタリア)が30分43秒35で銀メダル。

 今大会で5000メートル、1万メートル、マラソンの長距離3種目に出場するオランダのシファン・ハッサンは、30分44秒12で、5000メートルに続き、銅メダルを獲得した。ハッサンは「中34時間半」で11日のマラソンに挑む。「これまで800、1500、1万メートルと全てを走ってきた。マラソンを完走するのは地獄のようなもので簡単ではない。本当の戦いは日曜に始まる」とさらなるチャレンジに意欲をたぎらせた。

 日本勢は、五島莉乃(資生堂)が31分29秒48で18位が最高。小海遥(第一生命グループ)は31分44秒03で19位、高島由香(資生堂)は31分52秒07で22位だった。

 31歳の「超人」ハッサンの挑戦は、パリ五輪の大きな見所のひとつとなっている。ハッサンは1500メートルからマラソンまで世界のトップレベルを誇る驚異的なランナー。19年の世界陸上では1500メートルと1万メートルで優勝。21年の東京五輪では5000メートルと1万メートルで金メダルに輝いた。さらに1500メートルでも銅メダルを獲得した。23年の世界陸上では5000メートルで2位、1500メートルで3位となった。さらに23年からマラソンに挑戦し、10月のシカゴマラソンでは世界歴代2位の2時間13分44秒をマークして優勝した。

 パリ五輪は5000メートル(予選と決勝の2レース)、1万メートル、そして、マラソン。合計62・195キロを走る。

 日程的にも異次元の挑戦だ。2日に5000メートル予選を14分57秒65の2着で悠々と通過。5日の5000メートル決勝は14分30秒61で銅メダルを獲得した。

 終盤はさらに過酷だ。現地時間9日午後9時30分(日本時間10日午前4時30分)に1万メートルをゴールした後、わずか34時間30分後の現地時間11日午前8時(日本時間11日午後3時)にマラソンをスタートする。どれだけ体力を回復できるか。そして、今大会3つ目のメダルを獲得できるか。注目される。

 1952年ヘルシンキ五輪でエミール・ザトペック(当時チェコスロバキア)が5000メートル、1万メートル、マラソンで驚異の3冠を成し遂げた。「人間機関車」と呼ばれたザトペック以来の異次元のチャレンジとなる。

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