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レスリング元木咲良、フォール勝ちは「たまたま」 決勝は「金メダル取りにいきたい」…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月10日 5時24分

ブレン(右)に勝利し決勝進出を決めた元木咲良(カメラ・岩田大補)

◆パリ五輪 第15日 ▽レスリング(9日、シャンドマルス・アリーナ)

 女子フリースタイル62キロ級で元木咲良(育英大助手)が準決勝でブレン(ノルウェー)に勝利し、メダルを確定させた。金メダルをかけ決勝戦に挑む。

 準決勝では第1ピリオドを2―2で折り返した。第2ピリオドでは相手に4点を追加され、チャレンジを試みたが失敗。もう1点が加わった。だが大技を決めて逆転で決勝進出を決めた。

 元木の試合後の主な一問一答は以下の通り。

 ―最後の技はとっさに出た?

 「倒されてブリッジして逃げようと思ったのがたまたまひっくり返って、本当にたまたまフォールできただけです」

 ―普段から練習してる?

 「いや、全然してないです。ただ、何点差ついてもフォール負けはダメだって思ってブリッジしようと考えました。(試合で決めたのは)初めてです」

 ―試合後は泣いてたように見えた。

 「5点差ついた時はもう、金メダル取りに来たのに準決勝で負けてしまうんじゃないかって思って、本当に怖くて。なんですけど、神様が助けてくれたんだなって思って、その恐怖心から、安心した時に涙が出ました。

 ―五輪の舞台。

 「今日やって、何も怖いものないなって思ったんで、明日思いっきり攻めて、自分の実力をしっかり発揮して、金メダル取りにいきたいなと思います」

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