大谷翔平、パイレーツ戦で「１番・ＤＨ」先発 ３冠王＆世界一へ“正念場”１３連戦スタート

◆米大リーグ　ドジャース―パイレーツ（９日、米カリフォルニア州ロサンゼルス＝ドジャースタジアム）

　ドジャース・大谷翔平投手（３０）が９日（日本時間１０日）、本拠地・パイレーツ戦に「１番・ＤＨ」で先発出場する。今季最長タイとなる“正念場”の１３連戦をいい形でスタートさせたいところだ。

　ナ・リーグ西地区で首位を独走してきたチームは８日（同９日）は試合がなく休みだったが、３差だったパドレスが勝利し、最大９あった２位とのゲーム差は２・５まで迫られた。個人タイトル争いでも２年連続首位打者のアラエス（パドレス）が打率３割３厘に上げ、大谷は１厘差でトップから陥落。本塁打も３３号ソロを放ったオズナ（ブレーブス）に１本差まで接近を許した。悲願の世界一と夢の３冠王に向け、ここから先の戦いはより高い集中力が必要となる。

　この日のパイレーツ先発は今季１０勝のＭ・ケラー投手（２８）。大谷はエンゼルス時代の昨年７月に一発をマークしており、通算５打数１安打１打点。７日（同８日）の本拠地・フィリーズ戦では５打数無安打に終わるなど現在２試合連続無安打中と状態は決して好調とはいえないが、付け入る隙はあるだろう。左手骨折のベッツは１３連戦中に復帰する見込み。フリーマンとの“ＭＶＰトリオ”がそろい踏みとなれば、大谷自身にとっても追い風だ。

　今季はここまで１１２試合で打率３割２厘、３４本塁打、８１打点、３２盗塁。日本人初となる４０本塁打＆４０盗塁の「４０―４０」も現実的なターゲットとなる中、再び上昇気流に乗る。ドジャースのスタメンは以下の通り。

　【ドジャース】（後攻）

１（指）大谷翔平、２（左）T・ヘルナンデス、３（一）フリーマン、４（捕）スミス、５（二）ラックス、６（遊）ロハス、７（三）E・ヘルナンデス、８（右）ヘイワード、９（中）パヘス、投・フラーティ＝右