ドジャースに朗報、ＭＶＰトリオ復活！ ベッツが日本時間１３日に右翼で復帰へ、指揮官明言

骨折から復帰したベッツ内野手（左、カメラ・村山　みち通信員）

◆米大リーグ　ドジャース―パイレーツ（９日、米カリフォルニア州ロサンゼルス＝ドジャースタジアム）

　ドジャース・大谷翔平投手（３０）が９日（日本時間１０日）、本拠地・パイレーツ戦のスタメンに「１番・ＤＨ」で名を連ねた。１３連戦初戦で３５号本塁打に期待がかかる。

　試合前にはロバーツ監督が、１２日（同１３日）の敵地・ブルワーズ戦から左手骨折で離脱しているムーキー・ベッツ内野手（３１）が復帰する見込みであることを明言。今季は外野から内野にコンバートして遊撃、二塁を守ってきたが、右翼で復帰することも明かした。

　この日の練習でベッツは右翼で守備練習。昨季までは右翼を主戦場にして、ゴールド・グラブ賞も６度受賞した。今季はキャンプから内野へ本格的にコンバートされ、遊撃を中心に二塁も守ってきた。６月１６日の本拠地・ロイヤルズ戦で死球を受けて左手を骨折して離脱。リハビリ中もこれまでは遊撃をメインにノックを受け、ロバーツ監督も遊撃がメインになることを示唆していたが、右翼に戻って復帰することになった。

　ドジャースは、トレード期限間際の補強などもあって、遊撃は３５歳でベッツの穴を埋めているロハスを筆頭に、ゴールド・グラブ賞受賞経験もあるアーメド、複数ポジションを守るＥ・ヘルナンデスらが控えている。ベッツはここまで今季、外野での出場はないが、チーム状況次第もあって右翼で復帰する方向になった。

　ナ・リーグ西地区首位を走るドジャースだが、後半戦に入ってパドレス、ダイヤモンドバックスが調子を上げ、この日の試合前の時点で、パドレスには２・５ゲーム差にまで迫られている。故障者が続出したこともあって厳しい戦いが続いていたが、大谷、ベッツ、フリーマンのＭＶＰトリオがそろうことは、シーズン終盤に向けて朗報だ。