Ｊ１札幌 ＭＦ宮沢裕樹が１１試合ぶり先発「感覚は戻っている」…１０日・ホーム福岡戦

右足でパスを出す札幌・宮沢（カメラ・砂田　秀人）

　Ｊ１北海道コンサドーレ札幌ＭＦ宮沢裕樹（３５）が、１１試合ぶりの先発ピッチで勝負の３連戦での白星発進を飾りにいく。札幌は１０日、ホームで福岡と対戦する。前節７日の横浜Ｍ戦（２●３）でＤＦ岡村大八（２７）が右足首を捻挫したため、３バック中央に宮沢が入ることが確実となった。右ヒラメ筋肉離れの影響から５月１９日柏戦以来となるスタメンも「長くサッカーをやってきてるし、感覚は戻っているので」と自信を持って守備陣を統率していく。

　ミハイロ・ペトロヴィッチ監督（６６）は福岡戦からの３戦で「勝ち点９」を絶対目標に掲げる。９日時点で福岡は８位も、１６日にホームで戦う鳥栖は１９位、２５日に敵地で当たる磐田は１８位と、残留争いへ負けられない戦いが続く。宮沢も「今月の戦いは非常に重要」と口にはするが先は見過ぎない。「２試合３試合先のことを考えてもというところはあるから。まずは次の試合で絶対に勝ち点３を取らないといけない」と福岡戦に最大限、集中していく。

　ここまで２５試合で無失点試合は３。２勝１分けとした３戦全てで宮沢は先発している。「９０分間、一瞬の隙も見せられないが、攻撃が安定してきた分、ＤＦが集中力を持ってやればチャンスはつくれる」。皆を引き締め、２試合ぶり白星をつかみ取る。（砂田　秀人）