新競技ブレイキン、芸能界からも熱視線 ＤＪ ＫＯＯ、ＫＥＮＺＯ、「ｗ―ｉｎｄｓ．」涼平ら大興奮

優勝を喜ぶ湯浅亜実（２５、ダンサー名・ＡＭＩ）（カメラ・小林　泰斗）

　パリ五輪の新競技ブレイキンで、日本代表の湯浅亜実（ダンサー名＝ＡＭＩ、２５）が金メダルを獲得し初代女王に輝いた。ダンス対決はスポーツ界だけでなく、ダンスやヒップホップに携わる芸能人からも熱視線が注がれた。

　ブレイキンは１９７０年代に米ニューヨークで生まれたストリートダンスの一種で、五輪に若い観客を新たに呼び込もうと今回初めて導入。会場ではＤＪが試合を盛り上げた。日本の代表的なＤＪの一人である、ダンス＆ボーカルユニット「ＴＲＦ」のＤＪ　ＫＯＯは、深夜にＸ（旧ツイッター）を更新し「ＡＭＩさん！！ブレイキン初代女王金メダルおめでとうございます！！超感動　ＢＩＧ　ＲＥＳＰＥＣＴ！！最高　ＤＯ　ＤＡＮＣＥ！！」と祝福。続く投稿でも「ブレイキン　ＡＭＩさん！！金メダルおめでとう　最高ＤＯ　ＤＡＮＣＥ」と改めて記し「会場で感極まったＫＥＮＺＯ発見　超いい顔してる～！！」と、生中継に映った人物に注目した。

　その人物はＤＡ　ＰＵＭＰのＫＥＮＺＯ。ＫＥＮＺＯは１０年から１７年にかけてダンス世界大会で８年連続優勝し、国内外のダンス大会で６０以上のタイトルを保有。“キングオブダンサー”の異名を取る。昨年４月から日本ダンススポーツ連盟（ＪＤＳＦ）アンバサダーを務めており、ＪＤＳＦの壮行会では代表選手を激励した。ＫＥＮＺＯは８日に投稿したＸでフランスに到着したことを報告。この日の試合中もＸで現地の様子を伝え、「Ａｍｉ．ＡＹＵＭＩとも日本人選手予選通過しました。最高すぎます」「Ａｍｉ金メダルおめでとう」などと速報。競技終了後には「ＫＡＴＳＵ　ＯＮＥお疲れ様」とつづり、日本ダンススポーツ連盟ブレイキン本部長の石川勝之氏（ダンサー名・ＫＡＴＳＵ　ＯＮＥ）との２ショットをアップ。「同じ世代にダンスをしていることに感謝。夢のステージを見せてくれてありがとう」とねぎらった。

　また、ダンスボーカルユニット「ｗ―ｉｎｄｓ．」の涼平も、興奮気味にＸを何度も更新。「ＡＭＩちゃんシルエットエグいカッコ良い」「ＡＹＵＭＩさんもＡＭＩちゃんも動きキレてますね。海外勢は普段より動きが良い選手が多いように感じる。あと、どのバトルも選曲最高ですね！」と感想をつづり、競技終了後には「涙出た。ＡＭＩちゃんおめでとうございます。ラウンド数多くて疲労凄（すご）かったと思うのに最後までトップロック、フットワーク、パワームーブで上下行き来してキメまでクリーンで素晴らしかった」と解説。「本当にスタイルを貫いててカッコ良かった！！！」と祝福した。