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【甲子園】宮崎商・中村奈一輝、初戦敗退も地震で被災の地元に「泥臭いプレイ見せられて良かった」

スポーツ報知 / 2024年8月10日 13時25分

応援団に挨拶をする宮崎商ナイン(カメラ・谷口 健二)

◆第106回全国高校野球選手権大会第4日 ▽1回戦 宮崎商3―4中京大中京(10日・甲子園)

 宮崎商は名門・中京大中京に一歩及ばず3―4で惜敗し、初戦突破はならなかった。

 先発右腕の上山純平投手(3年)が3回まで毎回走者を出しながらも無失点投球。しかし4回に守備が乱れ2点を失った。それでも2点ビハインドで迎えた6回に日高有希也内野手(2年)の犠飛と小倉侑大外野手(3年)の適時三塁打で同点に追いついた。さらに 7回には上山が左前適時打で一時逆転した。

 しかしアクシデントが襲う。ショートの中村奈一輝内野手(ないき・3年)が打球を追いかける際に足をつり、投手としての出場を回避せざるを得なくなった。上山→小野壮真(3年)→中村という県大会からの盤石な継投ができなかったこともあり、1点のリードを守り抜くことができなかった。

 8日、地元の宮崎を最大震度6弱の地震が襲った。橋口光朗監督(36)によると、学校や関係者に被害はなかったというが「野球の力は大きいと思うので、少しでも盛り上げられるように頑張っていこう」と選手にミーティングで伝えた。試合を終え「勝利で(地元を)盛り上げたいのが一番だった」と悔やんだが、「粘り強い野球をしてくれた」とねぎらった。中村も「(チームが)勝てなかったことは宮崎の人に申し訳ないけど、最後にいい試合ができたからよかった」と振り返っていた。

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